はなぽぽレオさんの場合(発症から現在まで)
<脊髄梗塞 Th7~10・63歳・2022.6.27発症(62歳)・鹿児島市在住>

2023.6.7

[発症前]

両膝が悪く、左14年前骨切り術、右4年前人工関節の手術をしましたが、元気ですっと仕事をしておりました。発症前は健康増進の為歩行プールの監視をし、来館される70~100歳の方々を見て、
自分も見習ってボケない元気はつらつな歳の取り方をしようと思い、その日も仕事をしてました。

☆[発症時]令和4年(2022年)6月27日
午後仕事中、左太ももがモゾモゾし、プール監視でしたので熱中症だと思い、身体を冷やしたりしたら軽くなったので、そのまま仕事に戻り、若干右足もモゾモゾし、少し違和感がある程度で20時迄仕事し、車で帰りました。

☆6月28日
AM3:00目が覚め、歩くともつれて歩き辛くオカシイと救急車を呼び、近くの医療センターへ。
MRIを撮り、頭ではないとの事。腰も悪いとのことで腰からのシビレではないかと言われる。

☆6月29日
この日迄はしっかり立てないだけで、脚も上がり足首も動き、車椅子ながらシャワーもし、腰の手術をしたら治ると軽く考えていました。この夜、腰掛けてスリッパを履こうとしたら滑り落ち、この時初めて脚に力が入らず、ピクリとも動かず、半分パニックで、看護師を呼びベッドに上げて貰いました。

☆6月30日
医療センターには整形外科が無く、膝の手術をした総合病院に転院。様々な検査をしました。

☆7月1日
16:00に手術の予定が入れてありましたが、整形の主治医が何かおかしいと、午前中もう一回MRI、造影撮影、髄液、他の検査をし、結果午後になり神経内科の先生が来られ、初めて聞く
「脊髄梗塞}を告げられました。リハビリ以外治療方法は無いとの事。

この段階ではへそ辺りから下は動かず、お尻には水風船が入った感覚で、触られても分かりませんでした。唯一左脚親指が少し動いてた様です。気持ちとしては、何が起こったのか、何か悪いことしたのか、何故自分なのか、これから先どんな人生になるのか…泣きたいのに涙も出ず、苦しみました。

携帯で調べてみても主治医から聞いた話しか出てこず、まだどん底の状態で川尻さんのブログまで辿り付けないでいました。HICUに4日居て、一般病棟へ。

 7.1〜8.22 
☆急性期病棟での治療 リハビリ
高気圧酸素30回 血管浮腫の為ステロイド
点滴 投薬 足のポンプ 
排尿は自力ではダメで 排便はなかなかでてくれず、色々試して最後摘便をしてもらい、
とは軟便に悩まされました。

リハビリはベッドでの筋トレに始まり、 ベッドに腰掛ける練習 起立大に立つ
支えられながら平行棒に立つ 他 (足がどの位置にあるかわからないでした)
徐々に左は目覚めてきてくれ 目視 しながらだったら動かせる様になりました。右はダメです。
転院前は 長下肢装具を右につけ リハの方が装具を動かし 後ろからもう1人支えて歩行器で
歩く練習。
歩くと言うより 歩かしてもらってると言う感じでした。

この段階でも この病気を受け入れられないでしたが、主治医が毎日来られ
「リハビリは裏切らないから」の言葉で
 ☆絶対 歩いて杖で帰る!!を目標に頑張ってました。

☆8月22日〜令和5年(2023年)1月16日

☆同系列の回復期病棟へ転院
午前、午後60分のリハビリでしたが
午後は最後に入れて下さり90分〜120分して下さいました。

10月いっぱいはひたすらベッド上での筋トレ
短下肢装具をつけて 車椅子への乗り移り 
平行棒でひたすらまっすぐ立つ練習 
右足への電気治療 交代浴
体幹を鍛える  歩く事はほぼなしでした。

この間3回尿の管を外しましたが自力で出来きず、4回目でやっと出て号泣でした。
その後も出そうではないのに出てしまったりしました。
排便も少しですが感覚がわかってきました。
出ないより出た方がいいとの事で、薬を飲んでたのでやはり軟便で失敗も数多くで。

☆11月よりギアチェンジで、平行棒で歩くを繰り返し
歩行器へ立つ座る練習 歩く練習 段差の練習

☆12月 
筋トレ 平行棒と杖での練習
トイレ練習 お風呂練習(なかなかでした)
歩行器で歩く。

障害者手帳の申請をし、2級でした。
家屋調査をし、必要なものをお願いしましたが、63歳なので介護保険が使えず、レンタルは一切できず、買取となり、市からの補助以外は実費となってしまいました。

申請からソーシャルワーカーとの関りが出てきましたが、まだ不慣れな方だったのか、なかなか事が進まず、歩行器も車椅子も色々トライアルをしたのですが、手配が遅れ5ヶ月リハビリした病院では練習できず、家屋調査をしたのに、その手配も遅れ遅れで転院せざるを得なくなり、転院先も家族が見つけてくれた状態でした。

やはり不安があるとシビレ、締め付けが酷く、12月に入ってからのリハビリは思う通りに行かずでした。

☆令和5年1月16日~3月31日
☆別のクリニックでリハビリ
期限150日が来てしまい、家の準備が間に合わず、クリニック(19床以下)なら転院可で転院。

この段階でも、まだ昼間紙パンツ+パッドで、夜はオムツ。
トイレに行っても上げ下ろしはブザーを押して看護師にしてもらう状態でした。
このクリニックでトイレの上げ下ろしや、夜もトイレに行く練習をしていきました。

リハビリもトライアル用の車椅子、歩行器、杖の練習ができました。
シビレ、締め付け感は変わらずで、雨、特に台風の時は腰から下、お尻、肛門周りのシビレと焼けるような感じが凄かったです。

退院が近づくとあれだけ「歩いて帰りたい」だったのが「大丈夫だろうか」と不安の方が強くなっていました。

☆4月1日〜現在 

☆9ヶ月の入院を経て自宅へ
覚悟はしてたものの病院と自宅は違い、直角の多さに歩行器で四苦八苦し、両膝が悪い私が1番恐れていた膝折れを4回してしまい、1人の時では無かった事 完全に膝が折れなかった事で何とか持ち上げてもらいましたが、やはり怖くて1人の時は トイレの往復のみの生活です。

医療保険で訪問リハビリをしてくれる病院がなかなかなく、やっと探して週2回来て頂いてます。
病院では車椅子中心で、リハビリ時のみ歩行器・
杖の練習だったので 自宅での歩行器のみの生活では やはり腰が引けてしまい 足が出づらく、腰が痛くなり、現在は ほぐして貰った後 

腹筋  お尻上げ  足首あげ
真っ直ぐ立ち重心移動の練習
しっかりした姿勢で歩く練習

自主練表も作って下さり体調を見ながら頑張ってます。
やはりこの身体は筋肉が落ちるのはあっという間ですが、筋肉が着くのはなかなかなのだとこの
2ヶ月で ひしひしと感じてます。自主練の大切さを痛感してます。

身体で覚えた物は忘れてはいない様で、手すりと杖でも何とか歩けますが、手すりが途切れたら杖だけでは無理で、リハビリの方とのこれからの目標は、杖だけで歩くことを目指し その間にも家事が一つでも多く出来る様になる事を目指してます。

まだまだ前向きになれず 出来なくなった事ばかり意識が向いて、出来る様になった自分をほめてやれない自分がいて落ち込みますが、少しずつ少しずつ前を向いて頑張っていこうと思います。
 

2023.5.22

ブログを拝見し、4月末の受診時にエブランチルカプセルを止めてもらいました。
病院では誰よりも頑張っていた気がしていたのに、自宅は思い通りいかずへこんでいました。
今朝は早々にスクワット等済ませました。

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2023.5.31

ここ2ヶ月は医療保険なので4週間に1回の病院通いが2ヶ所、歯科医院、
白血球が少なくなり検査し結果を聞きにいかなければならなかったり、痺れと闘いながら病院通いが仕事になっています。トピエースを相談したら緑内障がある為使えないとのことで、ベタニスを出してもらいました。膀胱の薬も自分で調整して良いとの事でした。
3ヶ月に入るので、この生活に少しずつ慣れて、心に余裕が出て、やりたい目標ができればいいなと思っています。

 

【2023.6.12 ZOOM女子会で伺った内容】
・右脚だけ短下肢装具を付け、歩行器で歩けます。膝折れするので、気を付けながら歩行。
・椅子を置いて食器洗いをしています。
・自力排尿可能。3日に1回の自力排便可能。
・9月誕生日

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