車椅子で出かける前には、下調べが必要ですね。
車椅子専用トイレの場所と駅構内のエレベーターの場所は分かっていて動く方が無駄がなく、同行者にも負担をかける必要が無いので、気持的にお互い楽だと思います。
少ない情報ですが、お一人でも参考にして頂けたら嬉しいです。
全国どこでもお勧めの場所がありましたら、写真と共に投稿頂ければと思います。
【都内】羽田空港国際線ターミナル(空港)・東京スカイツリーとソラマチ(観光地と商業施設)・ 新宿御苑(公園)・銀座三越(デパート)・羽田エアポートガーデン(イベント&商業施設)
皇居と新丸ビル(観光地とレストランビル)・国立西洋美術館(美術館)
【神奈川県】横浜ベイクォーター(商業施設とレストラン街)・横浜駅Newoman(商業施設)・
109シネマズ川崎(映画館)横浜イングリッシュガーデン(植物園)
横浜ベイシェラトンホテル&タワー2Fラウンジ「シーウインド」(シティホテル)
YOKOHAMA AIR CABIN(ロープウェイ)・赤レンガ倉庫と大桟橋(観光スポット)
【大阪】ユニバーサルスタジオジャパン(アミューズメントパーク)・道頓堀(有名飲食街)
【京都】伏見稲荷・金閣寺・清水寺・三十三間(神社仏閣)
【広島】原爆ドームと平和公園と資料館・宮島と厳島神社(観光地)
一人で電車に乗ったのは初めてでしたが、2年半前に夫と出かけたことがあったので、要領は分かっていて難無く、駅員さんにお願いしてステップを運んでもらいました。
空いている時間帯で、先頭車両の車椅子定位置に止め景色を眺めながら外出ができるようになった事を喜びました。
横浜駅で待ち合わせ、私の案内で(通勤路の一つでした)エレベーターに乗り、地下街を歩きデパートの中を通ってベイクォーターにつく間、友人の歩調に合わせて電動車椅子を進めながら、以前の健康だった時の感覚と何も変わらない気がしました。
途中私の腕時計の電池交換の為、デパートの時計修理コーナーに寄り、ベイクォーターに着いたら、まずトイレに行かせてもらいました。(多目的トイレはリサーチ済み)
各所にピンクのアジサイの植え込みがあり、綺麗でした。
友人に予約をお願いしていたハワイアンレストランのテラス席に着き、私は注文が届く前に車椅子の上であぐらをかくことを伝えました。
時間制限2時間の間にもトイレに一度行きましたが、制限時間2時間は楽しく過ごせました。
全てのレストランやカフェにテラス席があるので、とても開放的で平日でしたが、賑わっていました。
レストランの下の階も素敵な広場になっていたので、カフェでそれぞれパンケーキや飲み物を楽しみました。
10:30に家を出て11:00から会って5時間、楽しい時間を過ごし、帰ってきたのは4:50でした。その間トイレは3回。
次はどこへ行こうかと考えながら電車に乗っていると友人から撮った写真を送ってくれ共有しました。
鎌倉と戸塚の友人とのランチだったので、今回も横浜にしましたが、駅直結でゆったりしたスペースを使っているので、都会の喧騒からは想像できない位、落ち着いた時間になりました。
待ち合わせ場所は横浜駅中央コンコースの赤い靴
三人とも初めてのお店です。20年前から見てきた年中工事中だった構内と隣接ビルがやっとすべて完成したのは私の入院中の事でした。
友人が予約してくれていたのは『うなぎの八十八』予約が12時、待ち合わせが11時半だったので、地下からビルの案内を見てエレベーターでまず3Fへ。
久々にアクセサリーショップを覗き、目に留まった期間限定ショプの商品に友人が興味を持ち、天然素材の洋服を購入、私も綿とシルクの2枚仕立てのソックスを購入しました。何しろ足が冷えますから新潟の歴史あるメーカーのモノには魅力がありました。
車椅子での入店を知らせてあったので、私の席は椅子が外してありました。
うなぎの懐石にしたので次から次に出てくるお料理は、どれも美味しく頂きました。
写真はほんのさわりだけ、一品目の「ジュンサイとトマトの冷たいスープ」
私の入院とコロナでなかなか会えなかったので4年ぶりの再会になり、話は次から次に。
うなぎの白焼きが出てきたころ、あとに出てくる予定のうな重は食べられないので、お土産にしてもらいました。デザートまで満喫してふと気が付けば、3時間以上はいたようです。
その間私はお店に隣接した車椅子専用トイレへ2回行きました。
お店を出て、もう少し話したりず、同じフロア―にあるベンチシートでお話の続きをしました。
お店ではあぐらをかいていましたが、そのベンチシートに足を乗せて話をしていると、二人共私の冷たいスネをなでてくれました。右と左の細さが違うのを見ながら、以前と変わらなく接してくれました。電車が混まないうちに帰ろうと、改札迄送ってくれました。結局5時間一緒でした。
駅員さんにお願いして、スロープを持ってもらってホームまで行くと、もう一人車椅子の女性が待っていました。私の一つ手前の駅で降りていきましたが、私と同じように駅では駅員さんが待っていました。お出かけするのも、このようにいろんな人が助けてくれて、車椅子でもどこへ行っても楽しく過ごせるので、また次が楽しみです。
【東京から行く場合】伊丹空港⇒蛍池⇒大阪梅田・JR大阪⇒ユニバーサルシティ駅から徒歩で数分ですが、ディズニーランドやディズニーシーより規模は小さいので、
1デイチケットで充分満喫できます。
オフィシャルホテルに宿泊するなら、チケットはホテルで購入する方が並ばず入れます。
チケット代金は障害者と介助者は¥4,600です。
トイレは各所に車椅子専用トイレがあります。
乗り物は立てるならどんなものでも行けると思います。
立てない場合は、非常の際困るので、ストリートショーやシアターショーやパレードなどを楽しんで下さい。
アクティビティは全部で38ありますが、年齢層によりライドができなくてもショップを巡るのも楽しいと思います。ストリートでは音楽を奏でたり、ミニシアターがあったり、ジュラシックパークゾーンでは、大きなトリケラトプスが現れ、ビックリしました。
キャラクターをかたどったスイーツや、各ゾーンに楽しいメニューをそろえたレストランも沢山あります。
季節によって色々な企画があり、10月はハロウィンイベント・ホラーナイトがありました。
遊園地は入場しただけで気分の上がる場所ですね。誰もが幸せな顔をしていました。
<なんば駅から300m>
テレビでインタビューしている場面に良く出てくる大阪
カニや寿司、タコ、たい焼き、くいだおれ太郎、グリコサインなど写真を撮りたくなる看板がいっぱい
たこ焼きをいろんな店の味を楽しんだり、射的をして楽しみました。
歩いてみると(車椅子でも)意外と短い通りでした。
商店街まで足を延ばせばいいかもしれません。
心斎橋筋商店街・千日前商店街・戎橋筋・法善寺横丁等
【伏見稲荷】
JR京都駅から奈良線で「稲荷駅」へ7分で行けます。
駅も鳥居の色と雰囲気を取り入れて、小さな駅ですが、可愛い駅だと思いました。
Youtube では車椅子でも一人で行けそうでしたが、ゆっくりした上り坂の参道の先の傾斜は10度に近い感覚で、車椅子から見るとそびえ立って見えました。
手動の車椅子をかなりの力で押してもらい登れました。
千本稲荷は様々な時々に奉納されていて、日本にある3万の稲荷神社の総本山を再認識しました。車椅子専用のエレベーターもあり、行けて良かったと感激でした。
【金閣寺】
電車が通っていないのでバスかタクシーを利用します。
入場券が「金閣舎利殿 御守護」という家内安全・開運招福のお札になっていて、家に帰ったら自分の頭より高い位置に貼って置けるようになっています。
車椅子は池の前までは行けますが、その先の階段からは引き返さなければなりません。残念ですが、金閣寺を訪れた満足感は得られます。
砂利の上を車椅子で進むのは少し大変かもしれません。
【清水寺】
歩ける人は清水坂から仁王門をくぐって入山しますが、車椅子ユーザーはタクシーに茶碗坂を上り、正面の信号の下にあるインターホンで車椅子であることを告げると、舞台の近くまで車で行けます。
舞台を「今年の漢字」を発表する所から見て、音羽の滝まで降りていくには、介助者が必要なほどの勾配があります。
【三十三間堂】
本堂は写真撮影禁止です。
車椅子で行っても、車輪をきれいに拭いてくれて、本堂を見学することができます。
中央の大きな観音像の左右に五百体ずつ、裏側に一体の千手観音が並び、荘厳な雰囲気です。ろうそくや線香を買ってお参りしました。
コロナ禍の入国規制の為、多くの店舗が閉店・撤退していますが、今月11日から全面的に規制が緩和されたましたから、そろそろ少しずつ再開していくと思います。
そんな中でも、半数のレストランは営業しています。
美味しいとんかつを食べました。
3階の博品館(おもちゃ屋)は以前にもやったことのあるミニカーで競争をしました。(5分間200円)
大盛り上がり!!
展望デッキにはスロープが沢山あって車椅子でも、前の方まで行けます。
座るところも沢山あってのんびりできる空間だと感じました。
ハロウィン当日東京スカイツリーへ行ってきました。
都営浅草線押上駅の改札を出ると、すぐ右手がスカイツリーの地下になっていて、エスカレーターと左手奥にエレベーターホールがあります。
展望台には2度上昇ったことがあるので、今回はソラマチダイニングへ行きました。一緒に行ったお仲間が初めてとのこと、まずは1階でフロアガイドをもらいました。
インフォメーションの斜め前にソラマチダイニングスカイツリービュー専用エレベーターがあり、30階31階へは直通で行けました。
展望台に上らなくても31階までの景色はなかなか良かったです。降りるとすぐに車椅子専用トイレがあります。
入ったのは「天空ラウンジ」、全てのテーブルがツリーの方を向くように三段になっていて、車椅子では下へ降りれないので、一番上の段に座りました。
スカイツリーが目の前に見えて、その先に見える山々の向こうに富士山が見えます。夜もきっとネオンでキレイだろうと思います。
お昼はランチ4種とアラカルトがありますが、グラスにサニーレタスを盛り、その上にクリーム状のドレッシングを絞ったサラダとパン、8種のオードブルとメインが付く¥2,800のランチセットにしました。下の段のカップルが注文したランチは、私についていた8種のオードブルと同じものがツリー状になったものに乗っているようでした。カップルにはサプライズ感があって楽しいだろうと思います。笑
食後、スカイツリーを外から見せてあげようと、4階の広場に出ました。スカイツリー展望受け付けが奥にあり、その奥に私の好きな水族館「すみだ水族館」があります。ずっと電動車椅子に座っていたので、車椅子にあぐらをかいて日陰でしばらくおしゃべりしました。済んだ青空の下、ハロウィンの遊具で遊ぶ子供たちの声を聴いていると幸せな気分になりました。
時間があればお買い物をしたい気分でしたが、それはまた今度にして、スターバックスでコーヒークリームを飲みながらお話の続きをして、帰ってきました。
スカイツリーは、どの階にも多目的トイレがあり、お食事にもショッピングにもお勧めです。
友人二人を誘って新宿御苑に秋を感じに出かけました。
JRを使って一人で乗り継ぎをするのは初めてだったので少し心配していましたが、京浜東北線で品川で降り、待っていてくれた駅員さんに促されホームの向かいで待ちました。
上りは山手線が向かい側にあり便利でした。
京急線だと先頭車両で対応とか決まっているようですがJRは電車の中央ぐらいに車椅子待機場所があり、電車も車椅子車両が止まるようになっていました。
新宿駅南口はテレビのニュースで使用する改札で、人の流れも多い所ですが、駅員さんの案内でスムーズに出る事が出来ました。外で待っていた友人と話していると、駅員さんが追いかけてきて、介助の方がいらっしゃるなら半額にしなければならないのでと言ってくれました。
新宿駅南口から電動車椅子で15分で到着。(徒歩12分)新宿御苑は国立公園で都内で一番大きい公園です。
私は春や秋に5回以上訪れたことがありましたが友人達は初めてだと言い、とても喜んでいました。
車椅子専用受付があり、私と車椅子を押してくれた友人は無料で入れました。日本語の園内マップをもらい、始まったばかりの洋らん展の為に温室へ向かいました。
(入園料:大人500円・シニア250円・障害者無料)
それまでも、背の高い珍しい花に感動したり、グーグルフォトで花の名前を調べたり、季節外れの桜に驚いたりと、4年ぶりに会う友人とのおしゃべりも手伝って、時間をかけて進みました。
洋らん展で素晴らしい蘭を見た後は彼女たちにプラタナスの並木を見せたくて、森林浴ができそうな木々をくぐり、池のほとりの木々の色づきに目を細め、水面のきらめきに心からの喜びを感じながら車椅子を押してもらいました。
自宅から駅まで往復し、ショッピングしただけで電動車椅子のバッテリー容量が70%まで落ちるのを考えると、広大な公園をずっと電動車椅子で動くのは帰りが大変だと心配していると、夫が充電器を持っていくように勧めてくれ、車椅子付属のバックに入れてくれましたが、ずっと押してもらっていたので全然大丈夫でした。
プラタナスの並木は黄色く色づき、前に来た時は枯葉が落ちた並木の間の道を歩いた事を思い出しました。枯葉を両手に抱え上に投げる子供やベンチに座る人達、七五三詣りのはかま姿の男の子を見ながら、たっぷりの秋を味わいました。
並木の道の横にあるバラ園ではプリンセス愛子を見つけたり、様々な名前を付けたバラを感心しながら見て回り、休憩所では抹茶ソフトを楽しみ、日本庭園を過ぎた所のレストランで食事をしました。また春に来ようと話し、電車が混む前に帰ることにしました。
スロープを準備してくれるのは大きな駅では駅員ではなくリタイアした人や保安員が担当してくれます。品川で乗り換える時、下りはエレベーターで移動しなければなりませんでしたが、ちゃんと時間を見ながら誘導してくれありがたかったです。
昨年秋に「次は春ね」と約束していたので、満開のタイミングを見てお花見に誘いました。
私は都内なら千鳥ヶ淵が一番好きですが、もうボートには乗れないし、標本木がある靖国神社からの歩道の混みようは容易に想像できます。
上野公園も並木道が綺麗ですが、こちらも人ごみは半端ではありません。目黒川沿いも狭い中に人がいっぱい。という訳で、広大であちこちに桜の木があって、今回も密にならない新宿御苑に決めました。
新宿御苑には70種類900本の桜の木がありますが、どれも見事な枝ぶりで、大木が多いのが古くからある国民公園だと言える証かもしれません。(開園は1906年5月)
友人と言っても結婚情報会社の頃のOGで、63歳の一番若い人が骨折で来れず、私68歳と73歳と81歳の三人で行きました。電動車椅子でバッテリーが切れると大変なので平坦なところは押してもらいました。
(ちなみに入場券は私と介助者が無料で、身分証明を見せて高齢者で入ると半額の250円です。)
爽やかな風は冷たくもなく、三月にしては温かい春らしいお天気でした。
歩いて新宿駅まで戻り台湾料理と台湾ビールを楽しんで外を見ると雨が降っていて、そのまま土曜日曜と雨が続くというので、なんとラッキーなタイミングだったのと、感激しました。
桜もタイミングが大事ですが、満開だけじゃなくハラハラと散る桜もあり風情がありました。
いつもは品川で山手線に乗り換えるのですが、言われるままに今回は神田で中央線に乗り換えました。帰りは雨に濡れないように品川で京急線に乗り換えました。今回も各駅で駅員さんにお世話になりました。
神田駅で面白いエピソードにも出会いました。
私が駅員さんと電車を待っていると、女性が慌てて駆け寄ってきて、ホームの反対側を指し、「今乗ってた電車に書類を置いてて、どうしたら」と泣きそうな顔で言いました。
すると駅員さんは落ち着いた声で、「今行った電車が反対ホームに戻ってきますから、3本目に来る電車に残っているはずです。」と言いました。そして、すぐにその電車が何時に到着するかを電話で聞いていました。女性はしどろもどろで慌てて聞き返しましたが、「落ち着いてください。」と言ってもう一度丁寧に説明している若い駅員さんに感心してしまいました。
私もコートを網棚に置いていて、結構遠い駅まで取りに行った事があります。「すぐに戻ってくる駅で良かったですね。」と言うと、駅員さんもにっこり笑っていました。
熊本で、娘と一緒に通った英会話学校で仲良くなった女の子が、結婚して千葉に住んでると葉書が来ました。
女の子と言っても、改めて聞いたら54歳でしたが。
私は4年前までは良く行っていた銀座に、一度車椅子で行ってみたいと思っていましたので、提案すると行った事が無いというので、銀座でランチをする事にしました。
事前に良くランチをしていたお店に電話で確認すると、私の勘違いだったようで、車椅子用のスロープが無く、
3段ですが1階の入り口の所が階段だと言います。
色々ネットで検索してみて、車椅子用トイレがフロアーにある所で三越デパート新館11階のスペイン料理が前菜プレート・選べるパエリア・飲み物・デザートで¥2,420と、良さそうでした。
JRで来るというので、有楽町駅中央出口で待ち合わせました。30年以上経つので、分かるかなぁと思っていましたが、彼女の方から声をかけてくれました。一瞬変わったなと思ったものの、話してみたら、まるっきり変わらない昔の顔が見えてきました。
歩きながら話していると、いつも会っているかのようでした。マロニエ通りを銀座中央通りの方に歩くと2丁目の角に出ます。横断歩道を渡り三越に入って本館を抜け、新館のエレベーターで11階まで、12時前でしたが、結構人気のようで名前を書いて20分程待ちました。
ランチを楽しみ、帰りは晴海通りを駅まで向かいます。いつも太陽に当たることが少ないので、気持ちの良いポカポカ日和で、ビタミンDも、少し作れたかもしれません。笑
ちょうど有楽町マリオンに差し掛かった時、からくり時計の人形が出てきて、金色の兵隊楽団が演奏を始めました。4分近く、くぎ付けになって見ていました。
彼女は昨日まで阿蘇の自宅に帰っていたので、辛子蓮根を買って来てもらっていました。
パイロットのご主人が、パリから買ってきたというチョコレートもお土産にもらいました。
またの再会を約束して帰りましたが、久々の銀座と再会は楽しい時間になりました。
娘が「ゴジラマイナスワンっていう映画、期待してなかったけど、予想をくつがえして良かったよ!」と言うので、私も観てみたいなと思って友人を誘ってみました。
返ってきたのは「ごめんなさーい私この手は、全く興味がないのよー」でした。それはそうだろう、ゴジラなんて、60代が興味ある訳ないか。
夫に娘の話をからめて誘ってみましたが、こっちも「行かない。」と、そっけない返事。2、3日迷ったあげく、行くまでのハードルを下げるために、車椅子で移動しやすい映画館を探す事にしました。
そんなに構えなくたって!と言われるかもしれませんが、何せ一人遊びが苦手な私は、69歳にして一人映画は初めての経験なんです。それも車椅子になってしまい、グッとハードルが高くなってしまいました。
調べた結果、都心より川崎のラゾーナにあるシネマズが駅直結で、良さそうです。
思い切って電話してみると、車椅子席は4席で予約した方が良いとの事。
11月3日からやっている映画、今のところ次の日曜日までのスケジュールしか決まってないと、言われると、焦りますよね。その日が木曜、だから平日は明日だけ。
じゃあ、と予約を取った後、夫が「明日は雨だよ。」と言うのです。なんと言う嫌味な(そんなつもりは無いとわかっていますが)、それではと介護タクシーをお願いすることにしました。これで、もっとハードルが下がりました。
今映画は2Dで通常1,800円、IMAX(アイマックス)3Dだとプラス400円ですが、身障者割引で1,600円でした。車椅子席まで案内してもらって、大画面大音量で迫力満点の「G-1.0ゴジラマイナスワン」ほとんど中央で画面から10mもない席なので、前はほとんど空席です。
一人であんぐり口を開けていたり、口をへの字にしてのけぞったり、なかなか臨場感のある映画でした。今年はゴジラ70周年なのだとか、第一回が1954年と言えば、私の生まれた年です。
昔の特撮は、革新的な4kレーザー投影システムにさま変わりしていて、迫力ある映画なら、絶対 IM AXがお勧めです。この頃は、もっぱらパソコン画面で観る事が定着していましたが、これからは一人映画もできると自信がついたので、良い経験でした。
家でトイレに行き、約3時間、暗い中トイレに行けないからと、飲み物を買って入らなかった、おかげで漏らすことはありませんでしたが、終わる頃には口がカラカラでした。笑
羽田エアポートガーデンはオープン当初から行きたいと思いながら、なかなかチャンスがありませんでしたが、空港大好きの友達とタイミングが合い行けました。
第三ターミナル(国際線ターミナル)で電車をおり、2回到着口の向かい側にあります。通路を歩いて行くとすべてのお店にのれんがかかっていて、人垣ができている店舗がありました。
覗いてみると飴を作る工程がイベントになっていて、柔らかく熱した飴をクローバーがどんどん大きな飴になり伸ばしていって細い棒状に変わり、それを切るという具合です。分かっているのに見入ってしまいました。
他にも扇子や傘や化粧ブラシなど、日本のものづくりで有名なものが沢山ありました。
奥に歩くと羽田参道と言う、外国人にお勧めの日本のお土産や、日本人も知らないイイモノが沢山ありました。
袖の折り返しやボタンホールさえレインボーの糸でできている楽しい柄のシャツがあって、婿の誕生日プレゼントに買って置こうと思い、購入しました。
(このお店は残念ながら5月で閉店するそうです。)
平日だったからか、もっと多くの人が来ると良いのにと思う程、空いていました。
ちょうどお昼だったので下の階に降りて、お好み焼きのお店に入ろうとしたら、入り口を入ったところが10cm程の段差になっていました。
すると女性店員さんが、「私が押しますね。介護士の資格を持っていますから、安心してください」と前を上げて乗せようとしましたが、ストッパーが引っかかってあがりません。すると今度は焼いていた男性店員さんが、すぐに来て前を持ち上げてくれました。
そして案内された奥のテーブルは鉄板も付いている車椅子が付けやすいテーブルでした。お好み焼きと焼きそばをシェアして食べました。とっても美味しかったです。
外が見えるエリアがあって、ガラス越しに海が見えました。とても大きな施設で半日たっぷりブラブラできる施設です。多目的トイレも新しいからか、とても生き届いていて、上手にできていました。車椅子で動きやすい場所やお店はストレスが無くて楽しい場所になりますね。
帰りに国際線の出発口の上にあるオープンカフェでカップソフトクリームを食べました。さすがに、周りはほとんどが外国人観光客で、大きなテーブルの向かい側にはTokyoのガイドブックを見ながら、ノートにぎっしり日記のように書いている女性がいました。
搭乗受付を通り抜けていくので、海外に出発する気分になりました。楽しかったです。
ゴールデンウィーク前の方が混まないかなと思って、横浜イングリッシュガーデンに行ってきました。
電車を降りてスロープを準備してくれた駅員さんに、イングリッシュガーデンはどっちの方から行きますか?と聞くと、指差しながら「僕も昨日言ってきたんですよ」とスマホの写真を見せてくれました。
ネットでは4/24~入場料金も1,000円が1,500円になって、ローズフェア開催と書いてあったのに、その駅員さんもそのタイミングで行ったら、ほとんど咲いていなくて、皆さんバラを探しながら、写真撮っていましたよ」と教えてくれました。
事前情報があったせいで期待度がそれほど高くなかったからか、他の花々が沢山咲いていて、バラもあちこちに開花したものと蕾が見られ、とても癒されました。
15人位の女性が並んで草むしりをしていて、綺麗に手入れができていると感じました。
ところどころ車椅子では通れない場所がありましたが、何百種類あるんだろうと感心しながらゆったり見て回れました。
ローズトンネルは青々とした葉だけでしたので、ゴールデンウィーク明けの5月10日頃が見ごろになるそうです。
ローズ&グラスガーデン・ローズ&ハーブガーデン
ローズ&クレマチスガーデン・ときめきガーデン
ローズ&ペレニアルガーデン・ローズ&シュラブガーデンが満開になるのは5月ですが 、年間通してアジサイ・さくら・クリスマスローズ・ビオラ・チューリップ・トロピカルプランツ・コスモス等々春夏秋冬様々な花を見られるようです。
帰りにショップに寄って、ローズジュースとローズハンドクリームと紅茶を買ってきました。
入場料は障害者手帳ありで1500円の半額でした。
電車から車椅子で行くと少し遠回りで坂が多いですが、12~15分かかります。各住宅メーカーの戸建ての展示場になっている所を通ると、もうガーデンに到着したかのようにきれいな花があちこちに飾ってありキレイです。
車椅子専用トイレは併設されている「くらし館」の中にあります。
日本のホテルはリゾートホテル、シティホテル、ビジネスホテルに分類されますが、ビジネスホテル以外のホテルはどこもバリアフリーになっていて、レストランでもラウンジでも、ちゃんと席まで案内してくれて、車椅子でも座れる席を用意してくれます。
普通のレストランやカフェより割高ですが、コーヒーは何も言わなくてもお代わりを注ぎに来てくれますし、他の客との距離もゆったりしてるので、落ち着いて会話ができます。
今回は友人と植物園に行った帰りに寄りました。この写真の右手がスロープ状の通路になっていて、一般の入り口まで行かなくても車椅子が入れるようになっている場所があり、ポールを移動して車椅子が席に着けるように椅子を引いて案内してくれました。
ランチプレートは2,800円でミニサラダ、ミネストローネスープ、ホットサンド、ミニフルーツ盛り合わせ、飲み物のセットでした。ちなみにアフタヌーンティーは6,400円だったと友人が言っていました。
お会計は席でしてくれます。ウエイトレスが皿を下げた後、黒人の男の子が席まで来てくれました。
70歳を前に初めて皇居へ行ってきました。
東京駅丸の内中央口から真っ直ぐ前方へ1000m、電動車椅子で向かう途中、目につくのは日本人より外国人観光客。
和田倉門の標識を過ぎた所にある公園に着いたのが11時3分前、水の流れる中にある噴水が、11時にセットされてるかもと思って、しばらく待つと案の定11時を挟んで5分位初夏の水しぶきが見れました。
やたらと、警察の警備が目に付き、駅正面に付けていた大使館の黒塗りの車が、何かの行事を思わせていた通り、日頃は予約無しで入れる無料の門は解放されていません。
聞くと外国大使(パキスタン大使)の交代のため、東京駅から皇居迄、馬車列が通過する区間の警備のため、午前中は無理だと思うとのこと。
ガッカリはしたものの、馬に乗った護衛官が数人ずつ馬車2台の前後に連なり、ヒヅメの音がカッコよく辺りに響き、特別な日に遭遇した感激を味わう事ができました。
(滞在した2時間弱の間に3回も見る事ができました。)
二重橋を見て桜田門まで行き、帰る途中、勲章をつけた燕尾服のおじさま達とすれ違いました。勲章の授与式もあったようですが、宮内庁の公式インスタグラムを登録しているので、中の様子は見ているかのように分かります。
敷地内の多目的トイレに入って待っていた友人の所に行くと、ネットで探してみたけどランチでも1万超えの所ばかりと言います。
そんな事ないよ、丸の内で働く人達が食べるんだから、丸ビルで2000円位で美味しいランチ食べたことあるし、と通り道にある新丸ビルのレストラン表示の中から、ペルー料理を選びました。
2300円で前菜、スープ、メイン、デザート、飲み物を美味しく頂きました。
ホテルから歩いて原爆ドームへ向かう頃、小雨もやみ、夏とは思えないような爽やかな風を感じました。
原爆ドームは被爆の象徴として静かにたたずんでいましたが、私の中に見聞きした現実が原爆ドームの横を流れる川を見た時、一気に思い起こされ、胸が苦しくなりました。
とてもラッキーな事にボランティアのガイドさんが声をかけて下さり、1時間ほど一緒に歩きながら平和公園や千羽鶴の禎子さん像などを案内してくださいました。
身元の知れない無縁仏の霊を祭ったお墓や今までに被爆して亡くなった36万人の方々の事や2歳で被爆した禎子さんの話、一人資料を取りに行って生き残った方のいた地下室など説明を聞きながら見せて頂きました。
資料館はじっくり端から端まで見て歩きましたが、日本人より外国人の多さに驚きました。
1945年末までになくなった14万人の遺品や、焼け焦げたガラスや鉄の塊、そしてそれまでに写された生き生きとした笑顔の子供達を見て涙が止まりませんでした。
一人ひとりにそれぞれの人生があり生活があったことを思うと、その犠牲者の方々のおかげで今の平和な日本があり、私たちがいると感じざるを得ません。
慰霊碑は原爆ドームから資料館迄が一直線になり、奥に見えるよう設計されていると知りました。
13歳と15歳の孫の為にヒロシマを旅先に決めましたが、
涙しているのは私と、車椅子を押してくれている娘だけでした。けれどきっとその地へ行った事を彼女達も覚えていてくれると思います。
12歳の時白血病で亡くなった佐々木禎子さんについては車椅子旅ヒロシマ編で詳しく紹介しています。
フェリーから見ると海に浮かんでいるような大鳥居が宮島について鹿の出迎えに嬉しくなって写真を撮っているうちに、近くまで行くと鳥居の下まで潮が引いていました。
私は車椅子から見ているだけでしたが、孫たちは映え写真に夢中になっていました。厳島神社へ参拝し、ガタガタとお尻に振動を感じながら周りを見回すと、清水寺のような舞台下の組み木が見えたり、五重塔が見えました。
外に出て山の上を見ると、私たちのいるはるか上方にロープウェイや神社が見えました。もし歩けたら、宮島に一泊してゆっくり散策するのも良いなと思いました。
夏ですから生ガキはありませんが、沢山のカキを焼いている店には長い行列ができていました。娘はぷっくり膨れたカキのバター醤油焼きと言うのを美味しそうにほおばっていました。
孫たちのお土産選びやレモンソースのかかったソフトクリーム探しを休憩室でのんびり待つ間、出入りしている観光客を見ていると、思いのほか若者の姿が目につきました。宮島は若い人にとっても重要な観光スポットのようです。
広島焼のランチを済ませ、のんびりお店巡りをいている間に潮が満ちてきていました。
ガイドブックやテレビで見る観光地も、実際に歩く中で色々な発見があり、独特の空気感があります。
やっぱり実物を見に行くべきだなぁと思いました。
久しぶりの上野駅は新しくなっていました。
待ち合わせの時間の15分前に到着したためトイレに寄ってからと思い標識を見るとUターン↶50mとなっています。前方に進んでいくと次は90m?逆方向に進んでいるようです。私が最初にトイレに行こうと考えた場所の背中に多目的トイレはありました。
係の方が私を見かけ、「出口分かりますか?」と声をかけて下さり、自分の失敗に気づいたばかりだったので、ちょっと恥ずかしくなってしまいました。
新しくなって初めてだったのですからしょうがない。笑
新しくなっている駅は結構沢山ありますが、先週行った有楽町の駅にも、この上野駅にも多目的トイレは二つ並んで有りました。有楽町ではちょっと待っていて、あれっと気づくまで1分。気づいて良かった。多目的トイレに健常者が入っている事は度々ありますが、そういう人に限って流していなかったりで非常識な人が多いですね。
トイレの話はこれくらいにして、車椅子のお仲間とお嬢さんと三人で美術館に向かいましたが、徒歩2分の場所にすごい人で、モネの人気が分かります。
車椅子の人はチケット売り場に並ばなくても入り口を入ってB1の受付で障害者手帳を見せると無料で鑑賞できます。受付までも何人もの方が誘導してくださいました。
残念だったのはエレベーターが小さくて車椅子では2台同時に移動できないことぐらいで、後は中の多目的トイレも2個あり、B1からB2へB2からB3へとガードマンや案内係の方が道を開けながら誘導してくださいました。
展示室もすごい人だかりでしたが、音声ガイドを付けていたおかげで、ピアノの音色と石田ゆり子さんの声で説明を聞きながら鑑賞できて、とても素晴らしい絵を堪能できました。
車椅子2台で人ごみをかき分けながら進みますが、遠慮しながらではなく普通に健常者と同じ感覚で進むことができました。
鑑賞に2時間、待ち時間も併せてレストランで2時間、以前からの友人のように楽しい会話ができました。
美味しいものを食べて、笑いのある会話ができるということは、病気の辛さを一時忘れる事ができて、幸せな時間にしてくれます。
「久しぶりに声を出して笑いました。」と言って下さって私も楽しかったです。また機会を作って出かけたいと思います。もう車椅子同士でも平気だと分かりました。
ちなみにモネ展は来年の2月まで開催しています。パリの美術館や日本国内の美術館から借りたものなど67点、どれも素敵な色彩の睡蓮や花々でした。
2021年4月22日に運行が開始された横浜のロープウェイに、いつかは乗ってみたいと思っていましたので、赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに行く途中を利用することにしました。
日本初、世界最先端の都市型循環式ロープウェイらしく桜木町駅前から横浜ワールドポーターズ前の運河パークを結び、みなとみらいの街を上から見回すことができました。
駅舎やキャビンの演出照明には世界的なデザイナーが監修していて、カッコいい外観と内装と照明はさすが横浜という印象でした。全長630m、最大高さは約40m、定員は8名で、片道約5分で移動できます。
座席は両側に4人掛けがありますが、車椅子の為に片側の椅子を収納できるようになっています。
友人に先に乗ってもらい車椅子で乗り込みましたが、乗り口の段差もなくゆったりしたスペースで景色を楽しむことができました。
横浜に住んでいたこともあり、見慣れた景色や新しい建物も青空の元、輝いて見えました。
5分は少なくも感じますが、一度乗って見たかったので大満足でした。
片道1000円、往復1800円と少々高い気はしますが、シーバスなどと同じ観光地での乗り物ですから、仕方がないのかもしれません。障害者割引を利用して友人と二人で1000円でした。
キャビンから下りたところで、車椅子の私を見つけてアルバイトの男の子が自動ドアを足を延ばして開けたので、「足で開けたでしょ?」と笑ったら、照れくさそうにしていました。
高校生くらいの可愛い男の子だったので、それもまたこのイベントの思い出になりました。
発症の数日前に友人と行った東京ミッドタウンのイルミネーションが最後になっていましたので、今年も行ってみない?と友人に言うとみなとみらいのイルミネーションがキレイらしいよというので、即変更しました。
横浜ワールドポーターズから赤レンガ倉庫までは徒歩4分です。電動車椅子でゆっくり行っても数分で到着です。別の友人とクリスマスマーケットの入り口で待ち合わせしましたが、結局マーケットは利用しませんでした。
赤レンガ倉庫の1号館と2号館を見て回り、フードコートで食事をしました。ショップでは、綺麗なアクセサリーやグッズが見れて、久しぶりに目の保養になりました。レッドやブルーなど次々に変化するツリーが今年も見られて幸せでした。
赤レンガ倉庫から大桟橋までは徒歩12分となっていましたが、遠回りをしてしまい20分以上かかりましたが、海釣りをしている人に出会って、「アジが3匹」という話を聞けたり、道を尋ねたカップルの男性が坂道で車椅子を押してくれたり、一緒に探してくれて温かさを感じました。
また、同じ方向を歩く女の子三人に声をかけると、神奈川大学の法学部というので、将来の話をしたり、いつ頃進路を決めたのかと尋ねたり、山下公園に行くと言っていたのに大桟橋まで付き合ってくれて一緒にプロジェクションマッピングを楽しみました。
地元横浜の子達で、素直ないい子達でした。
夜景もキレイで出会いを含め何もかもが楽しい時間でした。30分おきに5分ある日本最大級のイルミネーションイベント・ヨルノヨを気軽に楽しめました。
最後にアンケートを受けてもらえないかという女性が来たので、いくつもの質問と雑談をしているうちに、次のプロジェクションマッピングが始まったので、25分も経ったのかと驚きました。ヨルノヨでいくらお金を使ったかという、質問もあったり、食事とロープウェイの他には?と聞かれ「もう物欲がないの」と笑って答えました。頂いたコースターとシールは女の子達にあげました。
車椅子になってから夜出かけたのは初めてでしたが、最高の夜になりました。