薬の種類と効能

ここにご紹介したお薬は、現在服用しているもので、以前は別の下剤を使っていたり、様子を見ながら少量利用するものもあります。あくまで【参考】とご理解下さい。

お薬は担当のお医者様の処方のもと服用するものです。

2024年6月10日
かつさんが下血による貧血で倒れ救急搬送、入院されました。(1週間の予定)
腰痛の薬の配合が強過ぎた事で十二指腸潰瘍になった為

2024.6時点:かつさん

痛み止め・血液サラサラの薬
・胃薬など発症誘因により同じ脊髄梗塞でも薬が違います

そこでそれぞれのお薬手帳を比較してみる事にしました。

2024.6時点:オサムさん

発症当時から時間の経過と共に老化が進む50代以降に発症した人達です。例にもれず私も私も高脂血症の薬や両下肢のツッパリが出て来たことから芍薬甘草湯が増えました。

2024.6時点川尻

《血液サラサラの薬の違い》抗血小板薬と抗凝固薬の違い

動脈の血栓には主に血小板が関与します。
高血圧や高脂血症、糖尿病などで脈硬化が進むと、動脈で血の塊ができやすくなります。

<抗血小板薬>※( )内は成分

バイアスピリン錠 (アスピリン)・パナルジン錠 (チクロピジン)
プラビックス錠 (クロピドグレル)・エフィエント錠 (プラスグレル)
プレタール錠 (シロスタゾール)・アンプラーグ錠 (サルポグレラート)

静脈の血栓には主に凝固因子が関与します。
心不全や不整脈で血液の流れが悪くなると、滞った血が固まりやすくなります。

抗凝固薬>
ワーファリン錠 (ワルファリン)・
プラザキサ錠 (ダビガトラン)
イグザレルト錠 (リバーロキサバン)・エリキュース錠 (アピキサバン)
リクシアナ錠 (エドキサバン)

《痛み止めの薬の違い》

痛みには大きく分けて3種類あります。
明快な傷などによる侵害受容性疼痛・神経の狭窄などによる神経障害性疼痛・ストレスが原因となる心因性疼痛、脊髄梗塞の場合は神経障害性疼痛に効果のある薬を使用することが多いようです。

どの痛みに効くのか、痛みをどのような機序(方法)で抑えるのかによって、様々な種類に分けられます。

【NSAIDs(非ステロイド荘園鎮痛薬):ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなど】

炎症による痛みを出してしまうプロスタグランジンという物質の産生を抑えることで炎症を鎮め、鎮痛効果を発揮します。したがって炎症の無い痛みにはあまり効きません

【ステロイド(副腎皮質ホルモン薬):プレドニゾロン】
ステロイドは、NSAIDsがプロスタグランデジンを作る過程を抑えるのに対して、その前段階であるアラキドン酸の働きを抑えるため、NSAIDsよりも強い抗炎症作用があります

【オピオイド薬:ノルスパンテープ、トラマール、トラムセット】
オピオイド薬は、脳神経系の様々な部位にあるオピオイド受容体(センサー)に作用し、神経伝達物質を減らす作用があります。オピオイド受容体には様々な種類があり、痛みを担当する神経に作用すると鎮痛効果を示します。

【カルシュウムチャンネル阻害薬(α2δリガンド):リリカなど】
リリカなどのカルシウムチャンネル阻害薬は、主に神経障害性疼痛に対しての鎮痛薬として用いられます。神経障害性疼痛が生じている際、痛み刺激を伝える神経伝達物質が過剰に出ている状態になっており、その大量の痛み刺激を神経が受け取ってしまうと疼痛が生じます。
カルシウムチャンネル阻害薬は神経が痛み刺激を受け取るのを阻害することで、鎮痛効果を示します

【選択的セロトニン・ノルアドレナリン再吸収阻害薬:サインバルタなど】
サインバルタなどの薬は脳から痛みを抑えようとするシステムである下降性抑制系に作用し、その働きを強める薬です。日本ペインクリニック学会の神経障害性疼痛ガイドラインでは第1選択薬にされています。

【その他:カロナール(アセトアミノフェン)、ノイロトロピン】
カロナールはこどもの解熱薬で良く使う薬です。炎症を抑える効果はほとんど無く、脳をごまかすような形で作用し、効果を発揮すると考えられています。欧米では変形性関節症の第1選択薬になっています。

ノイロトロピンは脳幹の下降性抑制系に作用するといわれています。

 

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)68

就寝中や運動中に足がつるときや、生理に伴う腹痛、腰痛に用いられる漢方薬です。急に筋肉がけいれんして痛む方に適しています。

4年半経過する頃から筋肉のけいれんが目立つようになり、医師に相談し、処方してもらいました。

トビエース錠4mg(泌尿器科)

膀胱の筋肉に直接働いて過剰な収縮を抑え、頻尿や尿漏れなどを改善します。
活性代謝物である5-HMTが膀胱平滑筋のムスカリン受容体を阻害することにより、膀胱の収縮を抑制します。通常、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の治療に用いられます。

2022.6.14より使用:7ヶ月前にエブランチルカプセルとジスチグミンを止めた結果、導尿の間隔は長くなったものの、我慢することができないので、アッと気づいてトイレに行った時にはちょい漏れしてしまっていることが多い事が頻繁にありました。計量してみると200cc以下の場合もあり、医師に相談して、もう少し溜っても導尿の時間を計算できるように処方してもらいました。

朝食後1回1錠のみ

効果はテキメンで、排尿回数は8回から7回で済むときもあり。
また、痺れの影響で辛かったビリビリッと来る感覚が消え、尿漏れもなくなりました。このままならパッドが必要なくなりそう。

<2023.1.18~>
半年の服用で身体が薬になれてきたのか、ちょい漏れが週1~2回
デカ漏れが月に2~3回ある為、朝夕4mgは勧められないとの泌尿器科の担当医の話から8mgに換えてみる事に。
その後の10日間を見ると一度も尿漏れはなくなり、効果を感じる
副作用とは言えない程度だが排便の調整の為、酸化マグネシウムを朝1錠増やしている。
<2024.6.25~>
スケジュールの都合で薬が足りなくなったことで昼夜の尿漏れが酷くなった事で、8mg1錠ではなく4mgを朝夕2回服用することで改善され継続中

【ベオーバ50mg】お仲間が服用されている同様の薬
膀胱平滑筋に存在するβ3アドレナリン受容体を選択的に刺激し、膀胱を弛緩させることで蓄尿機能を亢進し、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善する

【ポラキス錠2mg1日3回
神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害する作用(抗コリン作用)により膀胱の過剰な収縮を抑え、神経因性膀胱や過活動膀胱などによる尿意切迫感や頻尿などを改善する薬

【ベタニス錠50mg】
膀胱の神経伝達物質の受容体に作用して膀胱を弛緩させることで、尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁を改善します。 通常、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の治療に用いられます。
 

4mg
 
8mg 
 

エブランチルカプセル(泌尿器科)

血圧をさげる薬です。尿の出が悪い、残尿感、トイレが近いなどの症状を改善する薬です。血管を収縮させる交感神経の働きを抑えて末梢血管を広げ、血圧を下げたり、膀胱や尿道を弛緩させて排尿困難を改善します。

※朝夕1錠ずつ服用しています。

2021.11.17より使用を見合わせる。
膀胱の許容量が極端に少なくなっている気がして、250cc程で我慢ができず漏れる為、医師に相談し中断する。

2021.12.8現在薬を止めた結果、思った以上に今までのビリビリッと来る排尿シグナルが弱くなり、トイレに行く間隔が長くなりました。それにより間に合わず漏れてしまう事も少なくなりつつあります。回数も平均8回弱になり。ストレスがなくなりました。
その後、上記のトビエースに移行し症状は改善しています

 

ジスチグミン(泌尿器科)

尿を出やすくする薬です。筋力の低下や疲れやすいなどの重症筋無力症の症状を改善する薬です。
※朝1錠のみ服用しています。

2021.11.17より停止(エブランチルカプセルと同じ理由)

バイアスピリン(神経内科)
 

COX(シクロオキシゲナーゼ)という体内の酵素の働きを阻害することで血小板凝集を抑える作用(抗血小板作用)をあらわし、血栓の形成を抑えて血管をつまらせないようにする薬
※朝1錠のみ服用しています。発症直後足に血栓ができていた頃は、もう1種類血液サラサラの薬を服用していました。


 

【ワーファリン】
血液をさらさらにするお薬です. 人工弁の手術を行った方や,心房 細動という不整脈のある方は,心臓の中で血のかたまり(血栓)ができやすく,これは 人工弁の障害や脳梗塞,血栓症の原因になります. これらの予防のために,ワーファリ ンを服用します. ワーファリンは,時に命にかかわる,大切なお薬です.
 

《ピクドグレル》
クロピドグレルは、チエノピリジン系の抗血小板剤の1つであり、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症、脳血管障害での血栓生成抑制ならびに心筋梗塞予防に用いられる。商品名プラビックス。血小板膜上のアデノシン二リン酸受容体であるP2Y₁₂を阻害する。 ウィキペディア
化学式: C16H16ClNO2S
代謝: Hepatic
ATCコード: B01AC04 (WHO)
胎児危険度分類: AU: B1; US: B
販売名: Plavix

ランソプラゾール(胃薬)
 

逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどの症状を和らげる薬です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療をしたり、再発を抑える薬です。
※朝1錠のみ服用しています。

リリカ(プレガバリン)


痛みを伝える神経の過剰な興奮を抑えるはたらきがあります。神経障害による痛みや線維筋痛症による痛みをを和らげる薬です。

※朝・昼・夕・眠前1錠ずつ服用しています。最近眠前を飲み忘れたりしても変わらないので、朝夕2錠ずつに変更し、痛みの改善につながっている。

 

《メチコバール:メコバラミン》
末梢神経障害治療剤として、糖尿病性神経障害、多発神経炎の末梢神経障害に効能・効果が認められ、しびれや痛み、麻痺に対しての効果が確認されています。

《トラムセット:トラマドール/アセトアミノフェン》
2種類の有効成分からできている鎮痛薬です。第一の成分はトラマドール(トラマール)。オピオイドと呼ばれる特殊な鎮痛薬で、ふつうの鎮痛薬が効きにくい神経痛などによい効果を示すのが特徴です。麻薬系強オピオイドのモルヒネに比べ作用がおだやかで、便秘などの副作用も比較的少ないです。

《サインバルタ》
中枢神経系の痛みを抑制する経路に作用し、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、痛みを和らげます。

通常、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症や変形性関節症にともなう疼痛の治療に用いられます。

※他にも痛みの為に出されている薬は沢山あります。Q&Aにも他の薬の名前がありますので、参考になさって下さい。

ミヤBM(整腸剤)

お腹のハリや下痢の症状を改善する薬です。腸内菌のバランスを整え、腸の働きを整える働きがあります。

《クレストール》ロスバスタチン

  • 高コレステロール血症は、血液中のコレステロールが多すぎる状態です。自覚症状がなくても、長い間に動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞の原因にもなりかねません。このお薬で血液中のコレステロールを低下させていれば、将来起こるかもしれない心筋梗塞の危険性を少なくすることができます。
  • 心筋梗塞の多くは、プラークという血管のコブが破れ血管が詰まることで起こります。このお薬でコレステロールを十分に下げてやると、プラークが安定し破れにくくなります。心筋梗塞をすでに起こしたことのある人は、再梗塞の予防につながります。
ロスバスタチンは、塩野義製薬が創成した医薬品である。脂質異常症の治療薬で、日本ではアストラゼネカとの併売、他国ではアストラゼネカが販売している。商品名クレストール。 ウィキペディア
モル質量: 481.539 g/mol
化学式: C22H28FN3O6S

《マグミット》

便の水分バランスなどを調整することで排便を促す薬
消化管の攻撃因子である胃酸を中和し、消化性潰瘍や胃炎などの治療に用いる薬
便秘症に処方されるケースが多いです。増量性・非刺激性の塩類下剤になります。腸を直接刺激する刺激性便秘薬と異なり、習慣性が少なく、長く続けても効きめが落ちません。

トラマール

がん疼痛、慢性疼痛治療薬です。脳内への痛みの伝達を抑え、痛みを和らげます。
※痛みのひどい時に1錠服用します。

 

 

酸化マグネシウム

水分を吸収する働きがあり、一度吸収した水分は腸壁に吸い取られることなく、そのまま便を柔らかくしたり、便の容積を増やしたりすることができます。便が柔らかく膨張することで、腸が優しく刺激され、ぜん動運動を活性化させて便秘を解消することができます。
※食後3回服用していた所、敵便が大変なので、一旦中止。その後自力便が遠ざかった状況で1錠から2錠と調整する。

新レシカルボン坐薬

排便を起こさせる坐薬です。退院時念のため出して下さったのですが、一度も使っておりません。

アローゼン顆粒0.5g

大腸を刺激して腸の働きを活発にします。また、腸の体内への水分の吸収を抑えて、排便を促します。

2021.11.17より自力での排便を訓練する為使用してみるが、反応なし。

        《 血圧と薬について 》
血圧の下は薬では下がりませんし、下げる必要もありません。薬により上が下がったのにしたが下がらないのは、血管の弾力が残っている証拠です。加齢、動脈硬化が進行すると上は上がり、下は下がり、上下差が(脈圧)が大きくなります。 高血圧因子(喫煙、不満、塩分過多、運動不足、睡眠時無呼吸など)があれば改善が肝要です。
下が高いと問題になるのは上が高いのとセットの時です。平均血圧が思いきり上がるからです。
下の血圧は塩分制限、適度な運動、肥満気味なら減量を行うことで改善可能です。

アムロジピン

カルシウム拮抗剤で、細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより冠血管や末梢血管を弛緩させ、血圧を下げたり、狭心症の発作をおこりにくくします。
通常、高血圧症、狭心症の治療に使用されます。

主な副作用として、頭痛、ほてり、動悸、めまい、ふらつき、血圧低下などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

通常、成人は1回0.5~1錠(アムロジピンとして2.5~5mg)を1日1回服用します。

かつさん使用のお薬紹介

【ランドセン錠0.5mg】脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し神経の興奮を抑制することで、てんかんなどによるけいれん発作などの症状を抑える薬
右脚が夜間に痙攣と硬直繰り返す時があり膀胱も緊縮するのか調子悪いので服用しています。

【ビオフェルミン配合錠】乳酸菌が腸内環境を正常化することによって、下痢、軟便、便秘、腹部膨満などの腹部症状を改善します。糖化菌は、乳酸菌の増殖を助ける働きをします。通常、腸内菌叢の異常による諸症状の改善に用いられます。

腸内のガスが自分の意志に関係なく出てしまうので服用して貰っています。

【ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒】通常、こむらがえりなどの急激におこる筋肉のケイレンを伴う痛み、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛の治療に使用されます。
夜間起きた時に痙縮緩和に服用です。
膀胱の筋肉が上手く動かない時があり、排尿がしにくいので注意が必要です。

 

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