ヒロミチさんの場合(発症から現在まで)
<脊髄梗塞Th10・1968年7月生まれ・2024.6.2発症・東京都在住>

2024.12.2(発症から6か月)

【発症時の状況】

朝起きた時に左足が痺れていました。
その後、出張の為空港に移動しましたが3時間後くらいには痛みが強く冷や汗をかき、吐き気もありました。腰回りはコンクリートのように強張っていて動くことができませんでした。
発症した際は精神的に落ち込み自殺も考えました。

【診断と治療】

レントゲンを撮りましたが、腰の骨は問題ないと言われました。その後、MRIを撮ったところ胸髄の7~11番あたりに病変があり、脊髄炎か脊髄梗塞の可能性があると言われ入院になりました。

  1. 治療はステロイドの点滴を3日間受けました。その後、脊髄の浮腫が徐々に改善し、痛みなどの症状も軽減しました。

【リハビリの状況】

今は前向きにリハビリトレーニングに励んでいます。
私自身はリハビリのお陰で動かなかった左足の付け根がある日突然動き出して、ベッドの上で驚きました。
その時にリハビリのコツコツとした積み重ねの大切さを知りました。
階段上りは週に12回、30階まで上がっています。
ストレッチはあまりしていないので、今後はストレッチも入れていこうと思います。

【現在の体調】

体調は比較的良好ですが、腰回りの感覚が鈍くてお風呂に入っても温度があまり分からない状態です。おへそから下に痺れが残っており、特に足の指先に向かうほど痺れが強く、排泄障害も残っています。

発症当時と比べると足の感覚が6割ほど戻って来た印象です。初期の頃は必ず手で温度を確認しないと入浴することが怖かったのですが、今は感覚が改善し温度も多少分かるようになりました。

現在はバランスの感覚が無いので、上半身と下半身が離れているような感覚です。
下半身麻痺は左足の方が重く、腰回りの感覚はありません。
おへそからつま先まで痺れがあります。
両足の感覚は6割程度、戻っているように感じます。
排泄障害はありますが、自力でトイレに行けてます。
ただ、おならは勝手に漏れてしまうので人の多い所へは行きづらいです。
最近は足の指を吊ったり、左太ももの痙攣があります。
今も足が思うように動きませんが、少しずつ慣れるように頑張ります。
 

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