初めての車椅子旅(大阪・京都)

2022.10.4~10.6の娘家族との旅行記を2ヶ月半前から書いています。
前半(計画・予約・下調べ)と後半(1日目・2日目・3日目の旅先での状況)を記述。
旅行中には、初めての事ばかりで、大失敗もありますが参考にして頂ける部分だけでも、楽しんで読んでいただければと思います。

計画

先月2022年7月初旬、「娘がユニバーサルジャパンへは行けない?」と気軽に言うので「大阪よ、ユニバーサルスタジオならLAにあるじゃない?」と言うと「ニンテンドーはこっちにはないから」と残念そうに言いました。

10/1~10/15の予定で東京に家族で帰ってくる間に3泊4日で九州の実家にも旅行する予定が先に立ててあったので、いったんはスルーしたものの、3年間コロナと私の病気で旅行ができなかったんだから『連れて行ってあげよう!』と思い立ち、計画を開始。

1日目は羽田を早い時間に出て、午前から夜まで1日満喫する為にUSJに一番近いホテルに決め、
2日目は大阪で「たこ焼きを食べたい」という婿の希望を取り入れ、昼食と大阪市内観光し、早めに京都に入り、京都観光をしやすくする為、京都駅のある八条のホテルに決めました。

ガイドブックも買って来て、どこを効率よく回るか考え、メインは金閣寺・清水寺・伏見稲荷。
2日目できたら西本願寺・東本願寺位行けて、夜どこかで食事をしようと考えました。
3日目は夕方京都から新幹線で帰る計画を伝えると婿が大喜び。以前北海道旅行をプレゼントした時、新幹線を気に入ったようです。これで大体大枠は決まり、次は予約です。

それにしても、計画だけ書くと健常者と変わりません。
車椅子で行く初めての旅、はてさてどうなりますやら。

予約

【予定の2ヶ月前】

1*USJのチケットは予約も当日も料金は同じで、オフィシャルホテルならチケットカウンターで買えると分かりました。

2*USJのオフィシャルホテルを調べ、一番近い「ザ・パークフロントホテル アットユニバーサルスタジオジャパン」に決め電話予約、旅行サイトを使ってネットで予約すると安いですが、希望を伝えにくくなりますし、車椅子での初めて宿泊は、色々聞かなければならない事もあります。

娘家族の為にファミリールームを私達夫婦の為にツインルームを、両方ともパークビューにし、朝食を付けました。チャックアウトは12時。残念ながらバリアフリールームが取れず、ベットの高さとバスルームの段差を聞きましたが、バスルームの利用は難しいようです。3階に多目的トイレがあるようなので、何とかなるでしょう。まずは色々な状況に慣れなければなりません。

3*京都の宿泊は京都駅前(南)に位置する以前に泊まったことのあるホテルにしました。移動に便利ですし、帰りの新幹線に乗るにも、荷物の管理が効率よくできます。「都ホテル京都八条」
同じくファミリールーム1室とバリアフリールーム1室朝食を付けて予約を完了。

4*航空券を予約するのに、今までのようにネットで席まで決めれれば楽なのですが、車椅子での搭乗は前もって知らせなければなりません。そのためヘルプデスクに電話をするのですが、「電話が大変混みあっておりますので、順番にお繋ぎしますので、そのままお待ちいただくか、時間を置いてお掛け直しください」と延々とアナウンスが流れるのみ。20分待って切り、時間を改め30分待っても、同じアナウンス。翌朝開始時間を待ってかけ、やっと20分待って席が取れました。
(計画の10/4の2ヶ月前でさえ、なかなかつながりません。夏休みだからでしょうか?)

【1ヶ月前】

5*帰りの新幹線の車椅子席を購入する為にちょうど1ヶ月前の朝一(10:00)みどりの窓口へ。
車椅子席は車椅子を横付けし、移乗して座るようになっていて、隣に介助者が座る二人席です。
身体障害者手帳を提示すると乗車券のみ半額になり、特急券と併せると30%割引になります。
乗車駅が京都駅(JR東海)になる為、車椅子席確保には承認が必要で少々時間がかかりました。

下調べとメモ

忘れ物が無いよう、持っていくものをメモします。思い出す度に書き足します。

<持って行く物リスト>
3日分の薬・排尿用カテーテル(セフティカテ・ナイトバルーン)・採尿バッグ(長くトイレに行けない時の為)・リハビリパンツとパッド(ホテルの夜は念のために持っていくことにしました)

非常時用下着とボトムス(車椅子バックに入れておく)・着替え上下とパジャマ・帽子・日傘

日中の超薄尿漏れパッド・消毒シート・ビニールグローブ・オイルかゼリー・バスタオル・膝掛け

健康保険証・障害者手帳(USJ・清水寺等で割引が受けられるようです)・カード・現金・メモ

新幹線チケット・スマートフォン・充電器・イヤホン・メガネ・化粧品・御朱印帳 ・PASMO

肝心な薬を忘れていました。これは大事です。

結構忘れてはいけないものが沢山あります。

★ 伊丹空港からUSJへのアクセス

伊丹⇒USJタクシー料金およそ¥6,500×2台=¥13,000(50分)

電車:2回乗り換えで1人¥610×6=¥3,660
『伊丹空港』⇒(1・2番ホーム)大阪モノレール門真市行き『蛍池』3分¥200
『蛍池』⇒阪急宝塚急行・大阪梅田行(阪急線)⇒14分¥230『大阪梅田』徒歩10分
『大阪』⇒JR大阪環状線西九条天王寺方面(直通・乗換不要)6分¥180『ユニバーサルシティ駅』

伊丹空港からUSJまでは空港リムジンバスが3社運行
運行会社は大阪空港交通(OK)、阪神バス(HS)、近鉄バス(KN)の3つバス利用の場合、伊丹空港からUSJへの標準所要時間は約40分
バスの運賃は大人片道940円、子供は470円

バス会社に問い合わせると阪神バスはほとんどがノンステップバスと言うが、午後からの運行とのこと
飛行機到着の8時台で運行している大阪空港交通はノンステップバスは無く、車椅子では無理と分かる
電話で問い合わせていくと、車椅子で移動する困難を感じてしまうのは残念

★ユニバーサルシティ駅⇒左手に出て徒歩1分で宿泊「ザ・パークフロントホテル」
荷物を預け、チケットカウンターで入場券を購入し、USメインゲートJへ

★大阪観光とたこ焼き・お好み焼き
観光要所を様々見てみるが、3~4時間で行けて、6年生と8年生の子供が喜びそうな、大阪にしかない所で、アメリカ人にも雰囲気が伝わりそうな、車椅子で楽しめるとなると、あまりないことに気づく、道頓堀でグリコの看板の前で写真を撮って、たこ焼きとお好み焼きを食べれば良しとしようかな?
夫は「俺は串揚げでいいよ」といっております。笑

ユニバーサルシティ駅(1番線)⇒西九条駅 JRゆめ咲線・各停天王寺行 6分
徒歩120m(3分)阪神電鉄へ
西九条駅(1番線)⇒大阪難波駅 阪神なんば線・区間準急大和西王寺行 9分
徒歩400m(5分)道頓堀1丁目へ

★美味しいたこ焼きの店
【大阪たこ焼きミュージアム】ユニバーサル・シティウォーク大阪4Fに7店舗のたこ焼き専門店がある
 他にも多くのレストランが入っている近鉄ホテルのビルにあって、シティエリアの観光スポット

【たこ焼き道楽わなか・道頓堀店】大阪のリハビリ病院に勤務していたPTさんお勧めの店
 〒542-0086 大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目6−7  
グリコサイン近く、生地にこだわりのある人気店らしい。メニューにはお好み焼きも出ている。

★お好み焼きも串揚げも道頓堀には沢山あるようなので、行ってみて雰囲気を見てから決めようと思う

★道頓堀(徒歩300m4分)⇒なんば駅(2番ホーム)御堂筋線 各停新大阪行き(9分) ⇒梅田駅 
 梅田駅(徒歩270m3分)⇒大阪駅(8番ホーム)
東海道・山陽本線 新快速 米原経由敦賀行(29分)
 ⇒京都駅

★都ホテル京都八条・・・京都市南区九条院町17(電話)075-661-7111京都駅八条口より徒歩2分

★西本願寺・・・(京都駅から徒歩20分)<5:30~17:00>西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山で、世界遺産に認定されている寺院です。非常に大きな寺で、草履を脱いで特に拝観料を取られる事もなく本堂に入れます。中に入ると 広さと絢爛さに圧倒されます。

正式名は龍谷山本願寺、浄土真宗本願寺派の本山。本尊は阿弥陀如来立像、宗祖は親鸞です。堀川六条にある境内は安土桃山~江戸時代初期の木造建築が数多く姿をとどめます。バリアフリー化されていて、車椅子で参拝し室内で飽和を聴くこともできます。

★東本願寺・・・(京都駅より徒歩10分)<5:50~17:30>浄土真宗・真宗大谷派の本山で、宗祖親鸞聖人の御真影を安置している京都の由緒ある寺院です。東本願寺の御影堂は幅が76m、奥行きが58m、高さが38mあり、世界最大級の木造建築とされています。

《違い》まず仏壇ですが、この柱が金箔で加工してあるのがお西の本願寺派で、柱が黒塗りに加工されているのがお東の真宗大谷派です。 さらに仏具である花立、香炉、ロウソク立などは、お西は黒系の色合いの物を使用しますが、お東は金色の物を使用します。
宗派は両方とも浄土真宗。東本願寺は真宗大谷派。西本願寺は本願寺派。
浄土真宗は他力本願といって、阿弥陀如来を信じ、感謝の心を籠め、唱える念仏です。
修行などで極楽浄土へ!という自力念仏ではなく、阿弥陀如来を信じるという他力念仏です。
お経の飲み方、仏壇、仏具などが異なります。

戦国時代に織田信長がきっかけで一つだった浄土真宗が二つに分裂し、のちに和議を受けた顕如と准如。顕如は秀吉から七条堀川に土地の寄進を受け、御影堂と阿弥陀堂を建築した。これが西本願寺の誕生であった。一方、抗戦派の教如は徳川家康に接近し、七条烏丸に寺の寄進を受けた。これが東本願寺の誕生で、両者が分裂することになった。

【渉成園】東本願寺の飛地境内地(とびちけいだいち)の庭園。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約1万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています。1936(昭和11)年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています。

★金閣寺~京都駅(烏丸口)からタクシー利用の場合¥2,620(25分)
★金閣寺~清水寺 タクシー¥3,790
★清水寺~伏見稲荷 タクシー¥2,780
★京都駅~伏見稲荷 タクシー 3.4㎞ 10分 ¥1,100
★京都駅~西本願寺 タクシー 2㎞ 7分 ¥700

★金閣寺:正式名称は鹿苑寺といい、室町幕府三代将軍・足利義満の別邸として建てられました。

室町幕府三代将軍・足利義満の別邸として建てられました。
金色の斜里殿には釈迦の遺骨が奉納されており、その信仰の深さがうかがえます。
建築様式の異なる3階建てのこの建物は、室町時代初期の北山文化を代表するものとして、日本のみならず世界的にも高く評価されています。
写龍殿の金色にちなんで「金閣寺」と名付けられました。
建物はシンプルな造りですが、その存在感は圧倒的です。
極楽浄土を表すとされ、様々な歴史上の重要人物が訪れています。

★清水寺:徳川家光の寄進により寛永10年(1633年)に再建された。「清水の舞台」とも呼ばれる。屋根は寄棟造、檜皮葺きで、正面(南面)左右に入母屋造の翼廊が突き出し、外観に変化を与えている。建物の前半部分は山の斜面にせり出すようにして建てられ、多くの長大なケヤキの柱(139本という)が「舞台」と呼ばれるせり出し部分を支えている。なお、釘はいっさい使われていない

★伏見稲荷:私たちにとって、もっとも身近な神社といえる「お稲荷さん」。全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれています。その総本宮が伏見稲荷大社です。
そして、稲荷信仰の原点が、稲荷山であります。当社の御祭神である稲荷大神様がこのお山に御鎮座されたのは、奈良時代の和銅4年(711)2月初午の日のこと。その日から数えて、平成23年(2011)に御鎮座1300年を迎えました。

《効率よく観光する方法》

9:00 「伏見稲荷大社」を参拝:JR「京都駅」から奈良線で「稲荷駅」へ(乗車約7分・150円)

千本鳥居で有名な「伏見稲荷大社」界隈を観光します。駅から入口までは徒歩約1分の距離です。表参道から楼門・本殿・千本鳥居・奥社奉拝所・熊鷹社を巡ります(参拝・周遊約60分)。
楼門横のスロープのある道から千本稲荷を目指します。
二つ目の急なスロープを上がってまっ直ぐではなく右奥の方に進みバリアフリーエレベータを目指します。(9時~15時)

 

 

伏見稲荷大社を後にし、参道を眺めながらJR「稲荷駅」の西・京阪「伏見稲荷駅」へ向かいます(徒歩約5分)。

 

10:20 「清水寺」を参拝:京阪「伏見稲荷駅」から京阪「清水五条駅」へ(乗車約6分・210円)

京阪「清水五条駅」から東へ徒歩約30分、清水の舞台で有名な「音羽山 清水寺」を目指します。途中の参道にはお店がたくさんあるので、散策しながら清水寺まで行くのがおすすめ。上り坂も気になりません。

清水寺仁王門をくぐり、胎内巡り・清水の舞台・地主神社・奥之院・音羽の瀧を巡りましょう(参拝・周遊約90分)。

清水寺の舞台近くまで車椅子で行くためには、タクシーで茶碗坂から上った突き当りにある車両専用入り口で信号の下にインターホンがあるので車椅子であることを告げると、車両ごとに入山させてくれるそうです。(清水寺に確認済み)帰りも坂が急なので、タクシーを降りた所迄呼ぶ方が良さそうです。

14:00「金閣寺」を観光:京阪「祇園四条駅」から地下鉄烏丸線「北大路駅」へ(移動約28分・420円)

次は金閣寺へ。京阪「祇園四条駅」から「三条駅」まで行き(乗車約2分・160円)、そこから京都市営地下鉄東西線「三条京阪駅」に乗り換えます(徒歩約2分)。「烏丸御池駅」に着いたら烏丸線に乗り換え、「北大路駅」で下車します(乗車時間約11分・260円)。

駅からは西へ徒歩約40分、京都の町の風景を楽しみながら、「金閣寺」を目指します。

金閣寺の正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」です。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築の舎利殿を含めた寺院全体のことを金閣寺と言い、京都では人気のある観光名所の一つです。鹿苑寺黒門参拝入口から約40分で一通り拝観できるでしょう。

《ユニバーサルスタジオジャパン》

【見てみたいショー】
♥♥ウォーターワールド(20分):10:30  12:35  14:45

♥♥ユニバーサル・モンスターライブ・ロックンロール ショー(30分):
11:00 12:45 14:30 16:15 18:00

♥プレミアショー:

♥アメージングセサミストリート:11:30 13:05 14:45 17:40 19:30

♥マジカル・スターライト・パレード:

【人気アトラクション】人気順私には無理だけど子供たちは喜びそう(順番は人気No.1~No.5)

♥ハリウッド・ドリーム・ザ・ライト(ジェットコースター)

♥ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー

♥ザ・フライング・ダイナソー(ジェットコースター)

♥ジュラシックパーク・ザ・ライド(ウォーターライド)

♥アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D

【スーパー・ニンテンドー・ワールド】

♥クッパの挑戦状(マリオカート)必ず乗り物への乗り換えが必要なので、私は無理

♥ヨッシーアドベンチャー(宝探し)車椅子のまま乗れる専用の乗り物があるようだ

♥キノピオカフェ

♥ワンナップファクトリー(グッズ)

※緊急時に自力歩行が原則のようなので、立つ事歩く事ができない私のような車椅子ユーザーは、アトラクションは利用するのが難しいが、ショーは車椅子スペースがいくつか用意されている。
 

京都から品川迄は新幹線を利用、京都駅で駅弁を購入し、社内で夕食

毎時12本走っているので、自宅到着を20時にするため、17時台で予約する

【のぞみ242号東京行】京都発17:30・・・名古屋・・新横浜・・・品川着19:38(128分
※車椅子専用座席予約済み

※ 1週間前:都ホテル京都八条から1週間前の確認の電話が入った。急に実感が湧いてきた。ワクワク

10.4-1日目:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

ユニバーサルスタジオジャパン

早朝の7:00の便に乗る為、車椅子での手続きは1時間前にチェックインすることとなっていました。
6:00に到着すべくまだ暗い中、自宅を出発。

空港では車椅子専用窓口がありチケットを発券してくれ
機内用の車椅子に乗り換え、手荷物と一緒に乗ってきた車椅子を預かってくれました。

「車椅子で飛行機に乗る時は」に詳しく書いています。

今回の旅ではトイレに行けないと困るので、小さな採尿バッグを下げていきました。手荷物検査場では、バッグをカバーする手作りショルダーに忍ばせていたので、「そのバッグもお預かりします」と言われ「採尿バッグです」と小さな声で言うと恐縮そうに、センサーをくぐった後、次の係員にこっそり告げて、ボディチェックをされました。いつの間にか採尿バッグが身体の一部みたいに扱えてる自分に驚きます。笑

伊丹空港に到着後、電車で3回乗り換える事を大変だと考えタクシーに乗ることにしました。6人旅なので2台に分かれて乗りました。
タクシーNAVITIMEでは6500円とあったので、高くても8000円と見積もっていましたが、1台目¥11,150、2台目(割引あり)¥8,670とかなり開きがありました。高速料金¥1,100を含みますが、私の乗った1台目は個人で、2台目は関西空港リムジン株式会社だったからでしょうか?

オフィシャルホテルにチェックインし、チケットを購入、荷物を預けて、いざUSLへ。
最近はチェックイン時に決済を済ませるホテルが多いのか、チェックアウト時はカードキーを返却箱に戻すだけでOKでした。

USJのチケット料金※大人¥8,400・シニア¥7,600・障害者と介助者¥4,600・11歳迄¥5,400

まずは日本にしかないニンテンドーワールドへ:マリオカートのレプリカに3人がかりで乗せてもらったものの、非常の際に立てないので、結局出口で待つ事60分、全国旅行支援前の平日で60分待ちとは、人気のほどが分かるというもの。

ジョーズのアトラクションはパスして、ショップを見た後、ジョーズレストランへ:私はサメの肉のフライとポテトを試してみました。魚の白身と似ていますがちょっとクセのある味。

ハリーポッターのアトラクション2つに娘家族が二人ずつに分かれて乗って楽しみました。
私は夫とショップの近くの広場でステージのお芝居を見ていました。

私は乗り物に乗れないのでショーを楽しみにしていました。ウォーターワールドに20分前に入ると、列に並ばないでベンチで待つように言われました。開始5、6分に誰もいない観客席の車椅子席へ案内してくれました。一緒に入った孫たちは最前列へ座れて濡れるのを楽しんでいました。20分間のショーは大掛かりな仕掛けで、爆音と炎で迫力のあるショーでした。

キティちゃんやスヌーピーのコーナーには寄らず、ストリートショーを見たり、パークを一通りめぐり、ミニヨンパークでは、ミニヨンをかたどったクッキーやアイスを一口頂き、孫たちがアトラクションを楽しんでいる間、夕暮れの涼しい風を感じながら芝生の公園で待っていました。

10月1日からスタートしたというハロウィンのホラーナイトの時間になりしばらく待つと、電動のこぎりを持った怖い集団が、大きな音を立てて威嚇しながらやってきました。もちろん偽の電動のこぎりですが、煙とガソリンのような臭いがして結構迫力がありました。若い子たちがキャーキャーと逃げ回っていました。笑

67歳になる夫がバックドロップのコースターに乗りたいというので行ってみると、なんと90分待ち。すっかり日の暮れた時間です。これから90分は・・・と諦めました。

まだお買い物をしたいという娘たちを残し、私と夫はパークの外へ
パークの前に並ぶレストランの中から、レッドロブスターの店を選び、食事をしました。
娘たちを呼ぼうとメールすると同じビルのモスバーガーに入ったとのこと。
帰りに店を探していると、ちょうど出てくるところ、一緒にホテルへ

ザ・パークフロントホテルの部屋はパークビューで並びの部屋でした。サイズは同じで、4ベッドと2ベッド。夜の間もネオンが付いていてとてもきれいでした。6時に照明が消え、開園準備に入ったようでした。

トイレはバリアフリールームではないので、手すりもなく、前から1回で入れず、ドアを開けてバックで進み切り返して何とか入れました。初めての普通のホテルですから、アクティビティに挑戦気分で面白かったです。入れた時は「やったじゃん!」と自己満足。
シャワーは床に降りる台もなく自宅のようには行かないので諦めました。
洗面は足元の無いタイプだったので問題なく使えました。
ソファーもベッドも車椅子の高さで移乗できて、くつろげる部屋でした。

この旅行中は間、トイレに合わないといけないのでバルーンカテーテルを使い1000ccの採尿バッグをショルダーバッグに見えるようにして付けていました。空港の手荷物検査では、毎回「そのバックもお預かりします」と言われ、採尿バックだと言うと恐縮そうにボディチェックをしていました。笑

10.5-2日目:道頓堀・京都伏見稲荷

道頓堀

伏見稲荷の千本鳥居

ホテルの朝食はブッフェでしたが、種類も多く味も良かったです。皆マスクを着けたまま、ビニールグローブをして盛り付けていたのがコロナ禍ならではでした。

部屋に戻り支度をしている時、ナイトバルーンをつけっぱなしにしているのも良くないかもと思い外している、まさにその時です、夫がトイレに入っている間にビリビリッと来ました。

アッと、思った時にはすでに遅く、ジンワリと漏れているのが分かりました。あ~やっちゃった!
残念ですが仕方がありません。スペアのボトムを持ってきていて助かりました。
こんなこともありますよね。笑

チェックアウトは12時でしたが、10時にはホテルを出て道頓堀に向かいました。
2日目は旅気分を味合うべく、全て電車移動です。

ユニバーサルシティ駅はホテルに近く、JRゆめ咲線で西九条駅へ6分、120m歩き阪神電鉄へで大阪難波駅へ9分
徒歩400mで道頓堀1丁目へ到着

もちろん物見遊山の私たちは車椅子で遠回りをしなければならなかったり、バラバラにトイレに行ったり、面白いものを見ては立ち止まり、まったく予定を無視してやっと到着しましたが、どの電車も乗る時も降りる時もスロープを用意してくれて、丁寧に接してもらいました。

カニ道楽のカニの看板や寿司、たこ焼き、タコなどの大きな作り物看板の前や、おなじみのおなじみの人形の前、グリコの看板の前で写真を撮っていました。

PTさんお薦めのたこ焼きの他、ねぎがたっぷり乗ったものや明石焼きも少しずつ食べました。
大阪で寄ったのは道頓堀だけですが、十分大阪気分を堪能できました。


早めに京都へ入って是非行きたいと思っている伏見稲荷・金閣寺・清水寺のどこかに行こうと
難波駅に向かいました。駅員さんと話していた夫が、新大阪から京都へ行った方が速いと聞き、従いました。

都ホテル京都八条は大昔に2度ほど宿泊したことのある老舗ホテルで、駅に近く便利です。
ただバリアフリールームと言う部屋に入ってみて、やっぱり近代的なホテルにすべきでした。障害者にとって使い勝手が良いのはやっぱり時代を意識したホテルの方なのかもしれません。

さて、京都のお寺は早い時間に閉館になってしまうので、3時半頃ホテルを出、奈良線に乗って伏見稲荷へ向かいました。伏見稲荷は24時間参拝できますが、御朱印などの対応は5時迄。
参道には暗くなるとともされる提灯が下がっていて、夜も綺麗だろうと思いました。

千本稲荷迄の一つ目の坂はかなり急で、力持ちの婿に押してもらいましたが、一人で車椅子で登るのは無理なような気がします。二つ目の坂は何とか13歳の孫でも押せました。
ネットで確認していた車椅子用のエレベーターで千本稲荷の手前まで行けました。

まだ海外からの個人客は制限されているので、スペイン語の団体とフランス語の団体に出くわし、彼らの後から鳥居をくぐると、実際に見る鳥居は新しいものと古いものが、奉納された年月と名前を刻まれ並んでいました。大きさによって寄付金が違うのでしょう。往路では見えなかった裏側が復路では見えて、知っている会社名もいくつかありました。

千本鳥居から上の方へ登ってみたいというので、下りお土産屋さんの近くで待ちました。
健常者の頃なら、夜の祇園先斗町辺りで食事をしたり、鴨川を散歩したりしたのでしょうが、ホテルで食事をするのも気が乗らず、駅で買い物をし、部屋でのんびりくつろぎました。笑

10.6-3日目:金閣寺・清水寺・三十三間堂

金閣寺

清水寺

三十三間堂

復活した御朱印

10時にはホテルを出て駅のロッカーに荷物を入れ、タクシー乗り場に行きました。

夕方17:30の新幹線に乗ることを考えると電車とバスしかない移動は大変だし知らない場所はなおさらですから。

ところがタクシー乗り場には長い列です。ホテルの前に止まっていたタクシーにしようと戻りました。

金閣寺と清水寺に行きたいと告げ、時間が余ったら西本願寺で降ろしても羅う予定で大体の料金を聞きました。観光タクシーなら1時間6000円と言った所ですが、メーターで走ってもらうことにして2台に分乗しました。
結局は待ち時間も含みますので同じになりましたが。笑

【金閣寺】

狭い駐車場に観光バスがいっぱいでしたが、誘導員にタクシーの運転手さんが車椅子であることを告げて入り口付近に止められました。ただ娘たちは普通の駐車場に止めなければならず、少し待ちましたが、修学旅行の中学生達が賑やかで、ほほえましかったです。

小雨がちょっと振りましたが、本降りにならず助かりました。晴天ならもっと綺麗だと思いましたが、とても美しかったです。私は階段になっている所で引き返し、運転手さんに車椅子を押してもらい売店の前で待っていました。夫に御朱印を頼んだので、十分に満足でした。

【清水寺】

高校の修学旅行以来ですから50年以上ぶりでした。旅行前に清水寺へ電話して確認済みだったので、運転手さんに「茶碗坂の上って突き当りの信号の下のインターホンで車椅子であることを告げると舞台近くまで行けます。」と伝えました。

細い道に車の列が駐車場待ちをしている中、インターホンに行ってくれました。
2台共は入れましたが、運転手さんが知らなかったのか途中で止めて、「外で待つので、終わったら電話ください」と言うので、そこからみんなで坂を上って入場券を買い「団体・障害者専用口」から舞台に向かいました。(障害者介助者は無料です)

ここでも中学生達が列を作って入ってきましたが、舞台からの景色も見れて、御朱印ももらえて、音羽の滝まで下りれて、とても幸せでした。坂が急なので私の年齢で手動の車椅子は絶対無理だと思います。介助者がいれば後ろ向きで降りてもらえるでしょう。

【智積院茶寮 桔梗】チシャクインサリョウ キキョウ

運転手さんの案内でお寺がやっているという食事処で昼食を取りました。

【三十三間堂】

運転手さんの勧めで寄ることにしました。車椅子でも本堂に入れるということで、女性の方が車椅子の車輪をきれいに拭いてくれました。「汚くてすみません」というと「イエイエきれいな方ですよ。ドロドロの車椅子もありますから」と笑って言ってくれました。立てる人は、専用の車椅子に乗り換えてもらうようです。車椅子が5,6台ありました。

全部で1001体(全面1000体裏面1体)あるという観音様は整然と並び、一体ずつ違うお顔のようでした。線香の香りに包まれ、見上げる中尊は圧倒する迫力がありました。

- 国宝 千手観音坐像
 (こくほう せんじゅかんのんざぞう)

 左右、計千体の等身観音立像に囲まれて、お堂中央に安置されるのが丈六の坐像で「中尊・ちゅうそん」と呼びます。広々とした空間の巨像は、像高が3メートル余、檜材の寄木造りで全体に漆箔が施されています。42手で「千手・せんじゅ」を表わす通例の像形で、鎌倉期の再建時に、大仏師湛慶(たんけい)が、同族の弟子を率いて完成させたものです。
  像全体の均整が保たれ、厚ぼったい感じのする一種の張りのある尊顔や、温雅な表情は湛慶の特徴的作風とされ、観音の慈徳を余すところ無く表現しています。84才で亡くなる湛慶が、その2年前に完成した鎌倉後期を飾る代表的作品です。

少し早めに駅に着き、駅弁を買い新幹線を待ちましたが、新幹線の切符を購入する時、京都駅は段差を少なくする改装をしてあるので、介助者がいれば駅員に告げなくてもいいと言われていました。
ホームで待っていると駅員から「17:30に乗られる方ですよね」と尋ねられ、新幹線が到着するタイミングで来てくれてスロープを付けてくれました。ちゃんと連絡が行っていたようで、品川駅でも待っていてくれました。さすがに日本の鉄道は凄いなぁと感心しています。

 

今回の旅は初めて尽くしでしたが、家族だけではなく、多くの人に助けられ楽しい旅になりました。今度どこかへ出かける時の為の改善点も見つかったので、良かったです。

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