①発症時の状況
2022年8月16日、当時僕は札幌駐屯地で自衛官をしていました。起床の点呼後急に頭痛と吐き気を催し、その後歩けなくなるほど頭痛がひどくふらふらして動けなくなりました。
自衛隊病院へ搬送され検査をしたところ小脳動静脈奇形という先天的な病気であること、それによって小脳出血になっていることが判明しましたが自衛隊病院に脳外科の先生がその時いなかったため、札幌の脳外科に搬送されました。
②入院中の治療とリハビリ
2022年8月18日、小脳動静脈奇形の摘出手術を行い病変部は全摘出されたのですが、術後両下肢の重度麻痺・感覚障害・直腸膀胱障害・起立性低血圧が発症しました。
脊髄MRIを行い胸椎の浮腫が見つかりこれによる症状なのではないかとなり、原因検索のため、脊髄血管造影検査・造影CT・MRI等検査を行いましたが、器質的な疾患は見つからず。
画像検査結果の様子から脊髄梗塞が生じたと考えられましたが、原因が今現在でもまだ明確になっていない状態です。
術後治療については脊髄の浮腫による症状を抑えるため、ステロイドパルス療法・浸透圧利尿薬・高圧酸素療法を行っていました。
リハビリは頭の抜糸が終わるまで激しい運動ができないため、作業療法士の方に足のマッサージを行っていただいていました。この時排尿はカテーテルをつないで処理し、排便は看護師の方に処理していただいていました。
抜糸後はベットから車椅子への移乗・起立台を使った起立性低血圧の改善・入浴・作業療法士の方に掴まって直立のリハビリを行っていました。
2023年2月に埼玉の国立障害者リハビリテーションセンターへ移転しそこでも同様のリハビリを毎日一時間行っていました。このころ排尿は自己導尿、排便はレシカルボン座薬を使い3日に一度トイレで行っていました。
2023年5月に同施設内の就労移行支援施設へ移り毎週金曜日に筋トレ、その他の日は土日以外事務系の勉強を行いました。このころうつ病を発症しており症状が悪化した為、リハビリを10月から休止し治療に専念していました。
③退院時の様子
施設内で一人暮らしへの準備を万全にしてたので、2024年2月に埼玉の施設から群馬県の部屋を購入したマンションへ移りそのまま一人暮らしを始めました。
この頃入院時と変わらず足は麻痺していて温度も痛覚もわからない状態で、排尿は定期的な自己導尿、夜はナイトバルーンをつないで行っていました。排便は4日に1日座薬によって排便を行っていました。
うつ病はまだ回復期に至っておらず最寄りのクリニックに通っていました。
④現在の生活
現在はうつ病も回復期を超え、一か月に一度泌尿器へ、三か月に一度整形外科へ定期健診を受診しながら一人暮らしで生活しています。身障手帳1級で障がい者年金と国家公務員共済からお金をいただいているのと受傷時に振り込まれた保険金で生活は担保されていて、医療費の自己負担額は福祉医療費受給者資格者証により無料となっています。
趣味の絵や配信、ゲームを好きな時にやりたまに動画編集のお仕事で小銭をいただいています。
リハビリについては頻度は下がり、たまに行っている程度です。
お風呂の掃除などの車椅子一人で行えないことは、友達が月一でやってくれています。
排尿は自己導尿、排便は4日に一度座薬にて行っています。
自由気ままに暮らしていて障害はあれど楽しく生活しています!
⑤服用している薬
朝 昼 夜 リオレサール5mg x1
朝 夜 タリージェ5mg x1
朝 夜 酸化マグネシウム錠330mg x1
朝 ベオーバ錠50mg x1
これに加えて
朝 昼 夜 エビオス錠 x10
朝 夜 プロテイン錠剤 x10
朝 夜 マルチビタミンサプリ x1