航空券の予約時、車椅子での搭乗を伝えると、座席の前が広い最前列を優先して押さえましょうと言ってくれるのですが、私の場合は立つ事ができないので、アームレストが上がる2列目以降の通路側をお願いします。
空港では発券及び車椅子や荷物を預かってくれるカウンターのある窓口へ行きます。発券機や各航空会社受付の並びに1か所車椅子マーク♿があります。
電動車椅子は重すぎてタクシーなどに積めないため、日頃自宅で室内用に使っている自走式の車椅子に乗って行きました。
発券後、機内用(車輪が左右一度に取り外せる)車椅子に乗り換えます。家族がいる場合は、搭乗時間になるまでに搭乗口へ行けば良い事になっています。
搭乗口へ行くと、グランドサービスの方が名前を確認して何時に乗り込むか伝えてくれます。
その後は介助者と一緒に機内へ乗り込みますが、デッキが斜面になっているので、後ろ向きに引く事や、段があって小さな衝撃があることなど、丁寧に伝えながら押してくれます。
機内へ乗り込むとキャビンアテンダント(CAさん)が大勢でお手伝いをしてくれます。
まず、通路で車輪を外し、シートベルトを確認し、後ろ向きにそろそろと席迄進みますが、前からも私の膝のあたりがぶつからないように手をかざしながら歩いてくれました。
車椅子の場合できるだけ前側を抑えてくれています。
アームレストが上がる席なので自分で移乗ができました。
今回伊丹空港行きと熊本空港往復に飛行機を使用しましたが、熊本からの帰り、受付カウンターで良かれと思い提案してくれた席が(アームレストが上がることを確認したのに)案内された席が足元の広いアームレストの上がらない席でした。
夫が確認した旨を伝えると、恐縮しながら席の空きを確認していましたが、何とか車椅子を切り返し席に対して直角に付けてもらい、なんとか自力で移乗しました。
その際私がお手伝いしましょうか?と抱える格好をしたCAさんがいました。きっと介護者としての訓練もしているのでしょう。
通常は使わないナイトバルーンを今回の旅行(2泊3日と3泊4日)に使用していました。いつもトイレに行く時間を気にしたり、探したりしなくていいのは嬉しいですが、やっぱり違和感があります。
いつもは頻繁ではない下半身の痙縮のような症状が何度か出たので、バルーンを入れているので気圧の関係かもしれないと思いました。飛行機は短時間なら大丈夫ですが、国際線に乗る場合は横になれるようなビジネスシートでなければ、今は無理なように思いました。
発症後初めての飛行機搭乗は多くの人達にお手伝いしていただいて、無事成功しました。