発症から100日

性格とストレス

昨夜は寝汗をかいたのかパジャマもリハパンも湿っぽいので防水シーツを外してみたが尿漏れではなかった。新しい防水シーツを取り付けるのも、自分でやるなら2、3分で綺麗にできるのに、やってもらうと満足のいかない時がある。こんなこともこれからは、ストレスにしないでやり過ごすしかないのかと思うとため息が出る。少々いい加減なくらいの性格が良い。自分で何でもきちんとしないと気が済まない性格を恨めしく思う。

ベットに接触している部分や車椅子なら座面と背面の痛みが強い事を看護師さんに伝えていたので、夕、眠前もリリカは75mgに変えてもらえることになった。
薬がどんどん強くなっていくが、それでも限度は超えていないということだろう。
治療途中の症状だし、ずっとこのままではないのであれば我慢もできるというもの。

U先生の見立てで受けた2回の血液検査はどちらも陰性だったという。かなり高額で保険適用されない細かいチェックの入る検査だっただけに、これ以上は疑いを持つ病気はないらしい。つまり、リハビリしかないということだから、頑張るしかない。

 

夜中1時頃、股関節部分が固まったように痛く目が覚めた。足の痛みは弱くなっていたので、立った日の夜は足元が、ストレッチ中心だった日は股関節が痛むのだろうか?

OTさんと介護保険を利用の仕方と家の改修について、60分のリハビリ時間を使った。23歳の女の子の提案は現実的ではないこともあり、私の考えるお風呂やキッチンの使い方やレンタルの利用などについて自分の考えを伝えた。

合理的な方法と有意義なお金の使い方をしたいと思う。大変だということはもう承知している。できない事を何とかしようとするより、できることで考えていこうと思う。

痺れとの闘い

今日から短いカテーテルをできるだけ使うようにしようと思ったが、朝晩だけはベットの上導尿するので使ってみたら、尿器迄の長さが足りず難しいと分かった。
セフティカテ(短いカテーテル)を昼間に使い、身体が固まって動きずらい時だけ今までの使い捨てのカテーテルを使う事にした。
それでも少しづつトイレでの導尿に変えていかなければ。

目標としていた排泄については70%~80%、今の段階で自己解決できるようになってホントに良かった。ここ数日で排泄コントロールの方向性が見えてきた。長野で便失禁した時は、この先どうなるんだろうと先の見えない不安でいっぱいだった。

一番の望みはと言われると、排泄コントロールができるようになることだった。それを考えると、今の状況は素晴らしい成功の形と言える。今日と明日のチェックで監視が取れる。ここまで見てもらえた看護師さん達には、頭が下がる思いだ。

今は痺れと闘っている。何が触ってもお尻が痛い。リハビリのない時はリハパンを脱いでバスタオルを巻いてみたが、あまり変わらない。
リハビリの目標は立てるようになること。杖で立って1、2歩歩ければ、移乗できるものが多い。この目標が退院までにできれば、これから生きていくのにありがたいが。

 

面会禁止の中でも、少しでも顔が見れたら元気が出そうな気がして、リハビリの始まる10時と夫が荷物を預けて帰るのが同時で、慌てて1階に降りていくと会えた。
3m離れて簡単な言葉を交わす。コロナで入院して亡くなっていく人は家族とも会えないままと聞くと胸が痛い。いつまで続くのだろう。

車椅子から降りる台を熊本の弟に作ってもらおうと、設計図とリハビリで使っている幅の広い台の写真を送ったら、すぐに作ってくれると返事があった。下の弟は几帳面で手先も器用なので、こういう時頼りになる。

それと比べるのは悪いが、OTさんに依頼したプッシュアップバーについては何も返事がない。メーカーにもし依頼してあるなら、業者が返事をしない訳がないのだが、仕事に対する姿勢を私が教えるわけにもいかず、もどかしい。

リハビリの時、太ももに電気を通した。昨日右のすねに通した時は無反応だったが、左の方はマックスが5だとすれば、2まで力が入っていると言ってくれた。

焦り

1日が過ぎていくのが早く、それに対してリハビリのスピードが緩い気がして、これでいいのだろうかと思ったりもする。時々精神的に疲れている時はポジティブになれない自分が居たりもするが、振り返ってみると、できるようになったことは沢山ある。

今日は自分の判断で敵便をしてみて、旨く行った。下痢が続くと処理してもらう大変な日々が来るので、私は整腸剤を飲み続けた方が良さそうだ。
時々夜中に目が覚めてしまい失敗しないように導尿する。朝まで待ってからだと、我慢ができないので、必ず漏らしてしまう。トイレでもなかなか出ないので、もどかしい。

入院当初から同じテーブルだった人が今日退院していった。4ヶ月弱だそうだが、時々言葉が出てこなくなる。最初の3日間は声が出なかったとのこと。
膝の手術の人は1ヶ月位で退院する。病気になっていろんな病気の人が居ることが分かった。そしてリハビリ病院に来て、いろんな病気を克服しようと努力している人達が沢山いることを知った。
神様は大事なことを知る為に、このタイミングで私に試練を与えたんだろうなと思う。

ケアマネが決まって、30日に介護タクシーで行くことになった。

ローズマリーの香り

そろそろ帰宅することを念頭に置いて日々を過ごさなければと思っている。今まで手すりを付けるだけで、洗面所等大きな改修はしないつもりでいたが、できれば顔も洗いたいし、小さなものの洗濯もしたいので、洗面所についてはもう一度考えようと思う。

ニューヨークの従妹から驚きの知らせが届いた。コロナによる肺炎で一昨日Hが亡くなったという。2週間前に電話で話した時はで元気だったのにと嘆く。Hは従妹のルームメイトだったが、とても端正な顔をしていて、叔母も私も好感を持っていた。
健康体で、まだまだ働き盛りだったのに、急にコロナが身近に迫り怖い存在になった。

午後に作業療法士のFさんが60分2枠入っていたので、予定が何かあるのかと聞くとないという。退院までにできるだけ身体を動かしたいと思っているので、少し残念だ。
お天気がいいので屋上に行くことにした。ここの屋上はローズマリーの大きな株が二つもある。掴むように手を滑らせるとローズマリーの爽やかな香りが手について好きだ。

今の若い人は返済型の奨学金を利用している人が多い。彼女もその一人らしく今月は2ヶ月分を返済したので半分はなくなったという。部屋代なども話の中で出てきたので、計算するとかなりの金額になる。普通に大卒で会社員になる子より多い事が分かった。

 

3月29日105日目(59日目):午前9時半、外は雨に交じって雪が降り始めた。午後には回復すると言われているが、今年は花見の規制もあり桜には可哀想な年になった。
国民全体が、外出を控えて欲しいという国の要望に応えて自宅にいるのだから、晴れよりはいいのかもしれない。それにしても4月を目前にしての雪は驚きだ。

時々あまりにも回復が遅いことを不満に感じ、もっといい指導者に着いたらどうなのだろうと、人のせいにしたがる自分にいる。いい年をして人のせいにしてどうする。
自分で目標をクリアしよう。立つために1日3回30分自主トレをしよう。ストレッチで刺激するのはきっと役に立つはず。

元会員のHさんがブログの感想をくれた。ここにも一人私の応援団がいる。

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