嬉しい兆し

40日目に動き出した指先

それぞれが違う病院に入院している為、毎日メールで励まし合う日々になっている
血糖値が104迄下がって、もう少しで正常値になるらしい。
彼と同室のおじさんは(自分も充分オジサンなのにそう書いてくるので、70代後半か?と想像する)食事を取っても排泄できないので人工肛門の手術をしなければならないらしい。
生きてるだけでいいと、可哀想なくらい弱気だったとか。

私も最初に人工肛門の可能性について考えたことがあった。
私の場合はまだコントロールはできないものの、排泄管理は可能なので、まだいい方だ。

午前中のリハビリの時、長座をしていたら、何とはなしに見た左足の指先がピクピクッと動いた。何度か試しに動かしてみたが、やっぱり腰に頼らず足先だけを動かすことができたことにビックリした。

40日前のあの旅館のお風呂場。最後に動いた左の足先を今でもハッキリ覚えている。
良かったー!!頑張れば動くようになるかもしれない。

病は気から

雲の多い空で綺麗な朝焼けは見えないけど、今日はすっかり気持ちがポジティブに切り替わっている自分に気づいた。

下の方をきれいにしてくれる看護師さんに「考えようによっては下剤を飲まなきゃ出ないなんて便利よね」と冗談を言うと「自分で向きを変えたりしてもらえるから、すごい助かるー。元気印が身体に出てるんですね!」と言ってくれた。

朝のリハビリの後、4人部屋から6人部屋に移った。今までの部屋と同じ広さに4人と6人では差額ベット代が違うだけで、隣のベットが近いのは確かだけれど問題ない。
窓際を希望して、少し広いスペースを確保できたし、前の部屋より症状の軽い人たちが入っているので、かえって静かで良くなった。

あと1週間か2週間で転院するが、ここでしっかりリハビリの基本が身につけば嬉しい。

担当医は車椅子で自走するのは悪くないとのこと。左足首近くの血栓の薬は半年ほど飲む必要がありそうだが、消えていく可能性もあるとのこと。明日の日曜はリハビリがないので、車椅子であちこち行く許可をもらった。

FさんがまたTシャツと刺し子布と糸を買って、見舞いに来てくれた。彼女の家からは乗り換えが2回程あり時間もかかるのに、こんな時に来てくれるのが大切にしたい友だと感じる。おしゃべりは楽しく笑ってできた。普通の時間が持てて嬉しい。

甥っ子が夫の所に見舞いに行って、その後私の所に来てくれた。歩いて来るには土地勘のない人は大変だと思うのに、申し訳ない。お見舞いも夫と私の両方にくれて、弟達のお見舞いも預かってきてくれた。半年後快気祝いができればいいが。

看護生活から自立へ

部屋が変わり東からの朝日が見れると楽しみにしていたが、広い窓の外にはどんよりした曇り空が広がっている。電車は今日も都内へ、横浜方面へと多くの人を運んでいる。

午前中に処理してもらえるよう下剤を飲んでいたが、朝9時にシャワーを使うことになってしまった。腹痛の時間と出る時間の間隔が分かれば嬉しいが、その日の体調にもより一定しないのがもどかしい。何とか食事の10分前に処理してもらえたので助かった。

日曜日恒例となったテレビ電話と自主トレの為に車椅子に乗せてもらった。デイルームの窓に向かって話したので顔色が良く見えたらしく喜んでくれた。30分を超えると足が冷たく感じる。ベットサイドでプッシュアップを少ししてベットに戻してもらった。

血流をよくするためのポンプは毎日看護師さんにつけてもらっていたが、自分で管理した方が都合がいいので教えてもらった。もっと早く気づけば良かった。
時々外してマッサージをしたり、足のケアもできるようになった。

昨日初めて気づいてビックリしたのだが、足がゾウの足のように角質がボロボロで汚くなっていた。ウエットティッシュでこするとポロポロと落ちるので、必死になってこすったら、きれいになってホッとした。40日以上も24時間靴下を履きっぱなしで、シャワーも週2回サラッと洗ってもらうだけでは、こうなるのも仕方がない。

先生に自走の許可をもらったので、リハビリルームの往復や水を汲みにデイルームへ行ったり、フロアーの反対側を散策しに行った。壁にはカシニョールの額が沢山掛かっていたが、ポスターなので開業以来なのか古くなっているのが分かった。1枚だけ私の好きなビュッフェのバラの絵があった。

ベットの上で時間を決めてマッサージをしたり、自分でも鍛えるようにしようと思う。過保護になって筋肉が硬くなり始めている。

6人部屋になったが、カーテンで区切られていて顔も分からないし、話もできない。
お向かいのベットの人が、歩行器で洗面に行くとき顔が見えるので、話をするようになった。多発性硬化症という難病らしい。他には脳腫瘍の人もいるようだ。

弟がリハビリテーション病院の申し込みの為に保険証を取りに寄り行ってくれた。
その間にまた水っぽい便が出てしまい、スウェットパンツと防水シートをダメにしてしまった。困ったなぁと思いながら、コントロールの難しさをしみじみ感じる。

転院が決まる

ラジオでは夜中に23区でも2㎝の雪になると言っていたので、朝白い景色が見れるのではと期待したが残念だった。

昨日弟が行ってくれたリハビリテーション病院は、今の所まだいつになるか分からないという。来週中に決まればいいが、ソーシャルワーカーの話ではJRの西口にあるM総合病院はちょうど一週間後の受け入れがOKと連絡がきたと言う。タイミング的に弟が見学に行っている時だったので、断ってしまった。あと2週間で期限の2ヶ月になる。

この所すべての検査が終わっているのかリハビリしかない日が続いているが、40日目に左足先が動いて以来、右足はピクリともしない。夕方担当医が来てくれるが、足裏や膝を触ってみても反応がないので、気長にリハビリを・・・で終わってしまう。

1月29日45日目:この部屋に来て初めて浴びる朝日の嬉しい輝き。すでに7:20
ビルの上の厚い雲から光を放つ太陽は、私の心も前へ前へと押し出してくれるようだ。私にしかできないことがきっとあるはず、もっと追求していこうと思い立つ。

今朝初めてうつ伏せになってみた。何度も何度も身体をずらして、フーフー言いながら・・・できた。うん、なかなかいい感じ。

ソーシャルワーカーがKリハビリから連絡が来て、明後日10時車椅子専用車で迎えに来てくれるという。急だったのでびっくりしたが、希望の所が決まって良かった。
弟がその日も手伝ってくれるようになった。

 

明日の転院を前に便が出て良かったが、仕事とはいえ看護師さんに朝6時を待って処理をしてもらうのは、やっぱり心苦しい。顔色をうかがいながらではもっと悲しい。
今はこの排泄障害が恨めしく、何とかしたいと思うことばかりだ。

今日はお腹の調子が悪いというか、緩くてずっとボコボコ言っている。9時も10時もかなり量が出たのに、まだ出そうで不安になる。午後からシャワーと泌尿器科の診断があるというのに・・・夕方迄下痢は続いた。診断はなしで再度管を入れることになった。

足の痺れが強いので、明日からのリハビリ病院でなんとか改善したい。 

新着情報・お知らせ

2024/4/4
2024 全国桜リレー
2023/6/14
第一回 ZOOMおしゃべり会
2022/10.12
初めての車椅子旅行記更新
2022/6.5
長下肢装具を使って歩く動画

お気軽にお問合せください

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

幸せな人生の歩き方