【医師の言葉の不思議な力】2025.7.20

先日、半年前に行った皮膚科がお盆休みだったことを伝えてあったからか、夫が買い物のときに見つたらしい新しくできた皮膚科のチラシを持ってきてくれました。

半年間ずっと治らないことを気にしていた私は、違う皮膚科に行ってみようと思い、すぐに行ってみました。
気に入れば、前の所よりずっと近くてきれいです。

まだ患者が多くないようで、私の他は一人でした。
すぐに呼ばれ、診察室に入るととても広くて明るく感じました。別にお世辞を言ったつもりはありませんが、「明るいですね」と会釈をしました。

50代を思わせる医師はあまり社交的ではないようです。
「私が今年の年始から手の甲に初めにできて……」と経緯を話すと、「あーここにもできてるねぇ……ただの湿疹だから、これを塗っておけば治るよ」と私が持って行った残り少ない薬を指さし、終わらせようとします。

薬を出したがる医師も多い中、何も必要ないと言わんばかりです。
「しつこいみたいで、治ったと思うと、また違う場所にでるんです。」というと「チョコチョコ塗ってるからじゃないの?しっかり塗っておけば2,3日で治るよ。それで足りるね」というので「えー、先生もう少ないので処方してください」と言ってやっと1本処方してもらいました。

以前の所では塗り薬を3本出してくれたので、それをチョコチョコ塗っていました。
耳学問でステロイドの入った薬は、あまり気軽につけない方が良いと思っていたからです。
でも、『まったくそっけない先生だわ!』と思いながらも、言われるままに二日間ガサガサした手の甲や腕にしっかり塗って寝ました。

私の心の中に『ただの湿疹かぁ』と不思議な安心感が生まれたからでしょうか?あれほどしつこいと思っていた湿疹がどこにも出なくなったのです。硬くなっていた部分も、すっかり柔らかくすべすべになりました。処方された1本の塗り薬は使わぬまま置いてあります。

私が脊髄梗塞を発症して運ばれた脳神経外科の先生が「今が最低なんだから、リハビリを頑張って行くしかないね」と言われた時も、『今が最低なんだね』と自分に言い聞かせたものです。

もちろん優しく寄り添ってくれる医師はありがたいと思いますが、適確な一言ってあるんだなと思います。その一言が不思議な力を持っていることを、今回改めて感じました。

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