脊髄梗塞を発症して、最初に改善しなければと必死だったのは、膀胱直腸障害でした。それがある程度自己管理できるようになると、これさえ無ければと思うのは「痺れと痛み」です。
立つ事や歩く事の他、体幹麻痺や温痛覚麻痺などはコツコツやるしか、極端には変わらないと分かっています。
コツコツやっても一向に変わらないのが痺れと痛みで、私の場合、車椅子に一日中座っているからだけではなく、太股の裏側から腰にかけてのお尻と骨盤底筋群の辺りが一日中ピリピリジンジン痛みます。
先日友人に聞かれて症状の説明をこんな風にしました。
「一日中太股から腰にかけて痛みがあるんだけど、特にリハビリ中や歩く練習をした後なんて、二匹のワニに両側からお尻を噛まれているみたい」と言うと「エーーー!」と驚いていました。笑
(ワニのかぶりつきは甘嚙みなのかもしれませんが・・・)
痛みは人に伝わらないし、聞いた方も困ってしまうでしょうから、普段は何も言いません。
泣き言を言っても仕方ないので、そんな時は身体を前に倒し、お尻を浮かせたり、手のひらを坐骨の下に挟みます。自然にそんなことをやっているのは、手のひらが筋肉の代わりをしてくれるからかもしれません。自分流の軽減法(我慢法)です。
日頃は熱中できることを見つけて忘れるように努力していますが、酷い時は毎日の薬の他に追加で痛み止めを飲み、ベットに横になって、スマホでビデオを見たりします。
毎日酷いわけではないので、明日はきっと今日より楽なはずと思って気を紛らわします。