長下肢装具と松葉杖で歩く2023.7.7

YouTubeに歩行訓練の動画をアップし始めたのは長下肢装具を作った1年4ヶ月前からです。

最初はPTさんに後ろから支えてもらって歩く所から、歩行器を使うようになり、松葉杖に変わり、最後は玄関の段差の昇降と1から10まで進歩が見えます。
(「リハビリと自主トレ」でもご覧になれます。)

中でも1と5は視聴回数が1万2千を超えました。他にも9千に近いものがあったり、自分でも驚いています。
脊髄梗塞だけでなく脊髄損傷の方にも参考にして頂けたり、目標になっているのではないでしょうか?

また、有料の介護用スポーツジムからの発信が多く、個人でアップしている人は少ないのかもしれません。

玄関の段差8㎝は降りる方法としてギリギリまで足を進め、先に松葉杖を玄関フロアーに降ろし、長下肢装具の付いている右足で降り、少し力が入っている左足を着地させる段取りです。

昇る時は、長下肢装具を付けていると、脚を振り上げなければなりませんが、脳への命令が届かないので、振り上げる事ができません。どうしたものか考えながら、左手にある手すりが役に立ちました。左手は手すり、右だけ松葉杖を床に付き、左脚から上げ、プッシュアップの要領で右足を引き寄せます。

いつもの練習では玄関を出て、裏の駐車場側の手すりの所まで10mを歩くと、少し外の空気を味わえます。長下肢装具は外用ではないので毎回PTさんに拭いてもらいますが、もう少ししたらエレベーターまで歩いたり、エレベーターに乗って下に降り、ロビーを歩いて戻って来るという事をするでしょう。

1と5と10と言った特別変化の見られる動画を娘や従妹、弟に送っています。そうすると「すごい!すごい!!」と驚いたり喜んだりしてくれます。歩けるように見えて、いつかは杖に変わり、外でも歩けるように思うのかもしれません。

決して諦めている訳ではなく、私の右脚が動かず、長下肢装具なしでは立つ事さえできない現実を自覚している事が、やるせなさを覚えます。
今も松葉杖を持ち替える時には歩行器が無いと立てません。現実と希望のはざまで前向きに考える時、どうしても「10mから100mまでも歩けるようになっただけでもすごい事」と考えます。
希望と言うより自分を慰めている気がします。

でも、人生に絶対はないのですから、5年後普通に車椅子に乗って、装具を付けて、杖を携帯して、出かけているなんて事が無いとは言えませんから、頑張ろう!と思います。

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