【回復と老化】2024.1.12

あと半年で70歳になります。
65歳で発症したので、丸4年経ちました。
今の70歳は、皆さん若く元気な方が増えましたが、最近ちょっとだけ老化を感じる事がありました。

たまたま老眼鏡をかけたままトイレに入り出ようとしたら、床と便器の隙間に水が漏れているのが見えました。
今は男性も座って用を足す時代です。もしやと思い夫を呼び見てもらいましたが、心当たりは無いと言います。

不思議に思いながら、ペーパーでふき取ると、にじみ出てきません。ところが、そんなことが3日続けてありました。今までもあったのかもしれませんが、体幹が無いせいで、のぞき込む姿勢が取れず、気づきませんでした。

ちょうど年末年始の休みに入る前でしたので、マンションの管理会社に電話をすると、近くの業者が1時間後に来てくれました。
どうも水漏れではないようです。「専用のライトで見ると、かすかですが便座と便器の隙間から、流れている跡が見えるので、それじゃないかと思います。」と言う話でした。

マンションが20年経ったので、もしかしたら便器ごと交換かな?と思っていましたが、30分以内の作業で、保険が効いて無料で済みました。

ずっと、なぜだろうと考えて、思い当たったのは、私が導尿後に便座に座ったままカテーテルを洗うので、ペットボトルのお水が便座の下の隙間から垂れたのだと分かりました。車椅子に移乗してから、洗えばいいのですが、身体を前に傾ける事ができないので無理でした。

色々工夫して、床との隙間に水が入らないようにシールを貼ったり、洗うペットボトルから、口の小さな洗浄用のボトルを使うようにしました。一件落着です。

退院してきた頃からすると、できる事が増え、回復は目に見えて分かります。
けれど、今の状態より回復する事は、もうないように思います。
歩く練習は、実際に外で杖で歩けるようになる訳ではありません。長下肢装具が無ければ立つ事さえできないのですから。今のリハビリは脚の骨を強くするためのトレーニングなのです。

それと反比例して、腕の力が弱くなったのを感じると、現状維持するのが精いっぱいなのかもしれません。PTさんは、松葉杖からロフストランドクラッチに挑戦しましょうと、言ってくれていますから、私も頑張るつもりですが、一人での練習はできそうにありません。

排泄管理も完全ではありませんが、時々失敗しながらも自分では満足しています。
痺れも痛みも変わりませんが、薬で少しは楽になります。
血行不良もその他もろもろの症状も、もう慣れました。

回復と老化の間で均衡を保つ、現状維持をどこまで続けられるか、気負わず頑張ります。(*^^*)

 

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