【発症後に身体が柔らかくなったのはなぜ?】2022.5.12

リハビリテーション病院に転院したころには病院も三つ目で、症状もこんなものだろうと納得しながら日々を過ごしていましたが、リハビリ中PTさんやOTさんが道具を準備する間、一人でストレッチをしていました。

脊髄梗塞を発症する前は週に2日はスポーツジムに通い、スタジオでヨガやフラやRPBコントロールなどに参加する前もストレッチはしていましたが、特別柔らかい身体ではありませんでした。

一人でストレッチをしながら、以前はできなかった身体を折り曲げるように太股と胸をピッタリつけるなんて、無理だと思っていたことができてしまう事に妙な感覚を覚えたものです。
開脚をして胸を前に倒しピッタリつけるなんてことも、できてしまうのでちょっと嬉しくもありましたが・・・

ストレッチの意味は筋肉をほぐす事のはずが、両下肢の筋肉はほとんど消失してしまったので、伸ばすだけの筋肉が無かったのですから、柔らかくても何の意味もありませんけどね。笑
でも、懲りずにストレッチを続けていたら、股関節や太股のストレッチは効いて来ています。

それにしても、どうしてなんだろうと考えながら今に至っています。PTさんが言うには「痛みを感じる神経が切れているからかなぁ?」という感じで「体幹が無いからかなぁ?」というのが私の考え。ネットで調べても情報が無いので、担当医に聞いてみました。

でも私の神経内科の担当医は脊髄梗塞は私が初めてで、ALS(筋委縮性側索硬化症)が専門なので「ごめんなさい。良く分からないなぁ」とういう答えでした。そこで先々月、長下肢装具を作ってもらったリハビリテーション科の先生にメールでお聞きしたら、とても詳しく教えて下さいました。

この女性の先生は、とても感じのいい方で私の大好きなタイプ。何人も脊髄梗塞を診てきた方なので、内容もとても親切で分かりやすいものでした。

「色々な要因で脊髄損傷になってしまうのですが、その代表的なものが脊髄梗塞です。
神経の損傷により運動麻痺がおこります。そして、損傷した部位の程度により筋緊張が低下する方と、筋緊張が亢進する方に分けられます。川尻さんの身体の柔軟性が改善した理由は、この筋緊張の低下です。身体が柔らかいからこそできる日常生活動作もあると思うので、一概に悪いこととは言えないですよね。」と言葉の意味も添付してくださいました。
最高!!これでスッキリしました。笑

 
 
 

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