【 温痛覚麻痺を実感した瞬間 】  2022.1.26

先日、マットの上に仰向けになり自主トレをやっていた時の事です。冷たい足をマッサージしながら、右足の中指の爪がささくれているのに気づきました。

立てなくなって、歩けない足ではヒールも履かないので、気づくと爪も柔らかくなったようです。
爪切りを取ってきて見ながら切ればいいものを、手で伸びた分だけ切れるような気がしました。

めくるように引っ張った、その瞬間「あれっ?」と違和感を感じ、座りなおしてきちんと見ると、なんと爪がはがれて薄く血がにじんでいるではないですか。

かろうじて片側がまだついている状態なので、にじんだ血をティッシュで拭いて、急いでバンドエイドでぐるぐるっと硬く巻きました。自己治癒力を利用して、くっつく迄何度か絆創膏を替えれば大丈夫だと思いました。でも、良いのか悪いのか全然痛くありません。

1ヶ月ほど前、車椅子に座り膝の上にまな板を置き、玉ねぎを刻んでいる時、急がなくてもいいものをトントンと気分よく切っている時です。左手の折り曲げた中指の第一関節の所を、一緒にそぎ切りしてしまいました。かろうじて一ヶ所繋がっています。

「痛っ!」と瞬間に叫びましたが、主婦にありがちな事なので(私だけ?)、慌てず騒がず水で洗いティッシュでギュッと包むように押さえました。バンドエイドを二重にしてきつく巻き、ちょっとズキズキしていましたが、前の作業に戻りました。今は1ヶ月経って5ミリほどの皮がそのままくっつき、その部分の周りの色が赤くなっていますが、ほぼ完治しています。

本来なら足の指の爪が剥がれたら、ズキンズキンと痛いに決まっていますよね。
車椅子でマンションの細い廊下を曲がる時、つま先をぶつけたりしても痛くありません。
いつぶつけたのか分からないのに、スネに青あざがついていることも珍しくはありません。

YouTubeで脊髄損傷の女の子がホテルのお風呂で熱湯に入ってしまい、両足が悲惨な状態になり入院したというのを見ました。怖いですよね。熱傷の度合いにもよるでしょうが、熱くなくても痛くなくても死につながる事例になるかもしれないのですから。

血行が悪く膝から下が氷のように冷たいのですが、感覚としてもひざ下がいつも冷えているように感じています。それでもシャワーの出し始めに水の状態で足先にかかっても、外からの冷たさは感じません。ところがももに水がかかると冷たさが分かるようになりました。

発症した当時、ストレッチャーのままお風呂に入れてもらったのですが、へそから下はぬるい水の中のように温度を感じることができませんでした。これからもリハビリを頑張って、いつかは足先まで温度を感じる日が来ると信じたいと思います。

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