【脊髄梗塞専門医の存在】2025.10.23

昨日ちょうど1ヶ月前にホームページの存在を知り役に立ちたいとご連絡頂いた、ご自身が2021年8月に脊髄梗塞を発症された経験のある、脳神経外科医であり、現在は漢方や鍼灸などを含む総合医として、クリニックの院長であるしんおうさんとZOOMで40分以上お話をしました。

4日前のZOOMおしゃべり会も楽しみにして待機頂いたのに、手違いで残念ながら参加頂けませんでした。

脊髄梗塞専門医の存在については、38年の医師生活の中で急性期の脳梗塞患者に遭遇したことはないとのことでした。私が入院した脳梗塞外科病院も創業30年になるが、明確に脊髄梗塞と言える患者はいなかったと聞きました。脊髄梗塞を知っている医師がいない、研究もされていない。

私が「良く言われている脳梗塞の100人に一人という俗説に沿う計算では年間1500人程になりますが」と言うと、「そんなにいないと思いますよ」とのことでした。
「脊髄梗塞の対処法を的確に実施できる医師はいないと思うのですが」には「居ませんね」と。

「しんおうさんの場合」は現在は詳しく書いて頂いていますので、近日公開予定ですが、クリニックでの診療開始から10分で右肩から右手に麻痺が出て、一瞬のうちに左手も動かなり、両下肢に広がっていったようです。

50人近く待つ患者をなんとか終わらせ、ご自身で紹介書を書き、救急車を呼び、診断を受けられました。MRIには初期の段階では分かりにくいそうで運ばれた脳神経外科では診断がつかず、赤十字病院に入院されました。

ご自身の専門でもある為、救急車に乗る前にバイアスピリンを3錠飲まれたとか。
ステロイドの点滴を3日で止める判断を5日に延ばし、その後もステロイドの飲み薬を飲まれたとのこと。(ちなみに私は9日間点滴を受けました)

病院からのリハビリの指示は4日目からでしたが、ご自身の判断で24時間後から目覚めているすべての時間にできる動かす、念じるのリハビリを繰り返されたようです。勝手に個室のバスタブにお湯を張り患部を動かし、疲れたらベッドで休むを何度も何度も繰り返されたとか。

当初右手0,左手3の握力は10日後には10になっていたそうです。それでも病院のこと、患者のこと、家族のこと等、入院された夜から気づけば8時間、涙の止まることはなかったと話されていました。

医師からは3ヶ月と言われた入院も、今までの仕事をこれからも続けて行くという高い目標を掲げ16日で退院し、翌日から診療を開始されたそうです。胸から下は常に痺れはあるようですが精力的にお仕事をなさっています。

痺れに悩む人が多いことを話すと、痺れや痛みの為にじっとしているのではなく、動いて日常を過ごし、できれば足湯や手先でも芯から温めることが効果的とのことでした。

元の身体には戻らなくても、痺れている今が元の自分だと思い、少しでも改善することを考えるようにしているとも、おっしゃっていました。

私にできることは、しんおうさんや体操のお兄さんや、多くのお仲間、そして自分の体験を通じて、脊髄梗塞になってしまったら、医師の指示待ちではなくどうすべきなのかを伝えることだと感じました。

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