病院へ向かっている途中のことでした。
脊髄梗塞の後遺症である、運動麻痺と温痛覚麻痺を併せたアクシデントがありました。
でこぼこの歩道を電動車椅子で走っているうち、振動でズレた右足先がフットレストから落ちて甲が下向きになったまま1m位走ってしまいました。
足に神経が通っていれば自然に落ちることはない訳で、これが運動麻痺です。その上右足先は普通にしていても内反があり、甲が下に向きやすいのですから厄介です。
そして痛ければ、すぐに気がつく、これが温痛覚がないということです。
さらに、ブレーキは前方に倒していたレバーを元の位置に戻すことで作動します。足が落ちた時点で瞬時にレバーを押した手を離すという動作は意識して競うなら可能かもしれませんが、突然のことではなかなか難しいものです。
まして、運転動作が鈍くなった高齢者ではなおのこと。笑
という訳で止まって引き寄せた足先は靴が脱げた状態でした。
幸い骨折は免れホッとしました。
温痛覚がないと知らぬ間に骨折ややけどはあるあるですからね。 気をつけなければ