昨日の訪問リハビリで、ベランダに歩行器を置いてもらって、車椅子から長下肢装具で立って出る、という試みを実行しました。
その前の日、夫が「月が綺麗だよ」とベランダに続く窓を開けてくれたので、ちょうど歩く練習をしていた私は窓枠ギリギリに歩行器を付けて、外に身を乗り出して、秋の夕暮れの空気を吸いながら綺麗な月を見ました。
一日に数回夫がベランダに出て、下の道路や公園を眺めているのを、いつもうらやましく見ているので、左足を高さ10cmほどの窓枠に上げ、歩行器を持っている腕を伸ばして装具を付けた右足を乗せました。「どうやってベランダに降りれるんだろう?」と考えましたが、ピンと伸びた右足を窓枠から20㎝ほど低いベランダに降ろすのは、到底無理な気がしました。
その話をPTさんにすると、「やってみなかったでしょうね?」と言います。「一人でそんな無茶しないわよ!」と応えると「いやぁ、やりそうだから・・・」と言うのです。あり得る。笑
「じゃあ、やってみますか?」とベランダに出てプランターをよけ、歩行器を窓枠に付けてくれました。私はロックを外した装具を付けた状態で車椅子をピッタリ内側の窓枠に付けました。装具をロックして、窓枠を挟む形で車椅子から20㎝離れた歩行器に前かがみで「エイ!」と立ちました。
一度目はちょっと手伝ってもらいましたが、できる事が分かったので一人で立ってみました。
手すり側に歩き、心地よい夕暮れの空気を吸いながら、3年ぶりの景色を眺めました。
そして「今は一人じゃ無理だけど、これを目標にしよう!」と言いました。
Youtube で「長下肢装具と歩行器で歩く5」は5000回視聴を超えましたので、次の段階として「交互歩きとベランダへ出る」を来月16日丸3年の節目に投稿しようと提案しました。
小さな事ですが、目標を持つと毎日の自主トレにも気持ちが入ります。
ホームページの『闘病記・あの日から』の18に「目標を設定する」と言うのがありますが、入院中に設定した目標は、1年後まで毎月の目標を設定しました。
排泄コントロールや車椅子での外出等様々でしたが、目標にした事柄の80%が今までに成功しています。
これからの目標は、
・2022年内にベランダへ出れるようになる。
・2023年6月までに介護ベットを返して、自分のベットで寝るようにする。
・2023年末までに実家の母の所に長めの滞在をする。
・2024年夏に娘家族と沖縄に旅行する。
・2025年中に海外旅行をする。
「3年後までにきっと100%成功している。」と思いながら頑張れば、できる気がするから不思議です。笑