松葉杖を使ってボチボチでも歩く事ができると、つい頭では健常に近い意識を持ってしまうのかも知れません。

なんと昨日、懲りもせず三回目の転倒をしてしまいました。学習で来てないなぁと、自分を戒めます。

一回目は8月の祭りの時の事、幅の短い段差に乗って、お神輿が見えないかと無謀なことをしたので、「気を付けよぉー！」と反省したはずが、シチュエーションが違うと、できるような気がしたのでしょうか？

二回目は三日前、夫が巾着袋を二つ欲しいというので、探している時、見つけたので、松葉杖を持つ左手に持ち替えた時でした。右の松葉杖を倒してしまい、斜めに引っかかってしまいました。

手を伸ばせば何とか届きそうです。「あとちょっと！もう少し！」と思って手を伸ばした瞬間、お尻から転倒し頭をベッドの角に思いきりぶつけてしまいました。右足は長下肢装具を付けているので折れ曲がることなく、距離的に1m50㎝程の先にあるベッドに頭が付いてしまいました。

お尻の痛みは感じることなく、痛い頭にはこぶができています。夫にアイスパックを持ってきてもらい、20分程当てていました。「大丈夫？怪我したら大変だよ！」と心配してくれました。

翌日、訪問リハビリにきたPTさんに話すと、「気を付けて下さいよ！圧迫骨折とか骨を折ったら大変なんですから、坐骨にひびが入ったら、チョー痛いらしいですよ！」と脅かされました。

「気を付けますと言った舌の根も乾かないうちに、昨日またも三回目をやってしまいました。
夕方、右の松葉杖を脇に挟んだままカーテンを閉めようと片手で引いたのですが、高さ2m50㎝あるカーテンはレースと2枚合わせると、かなり重いので、20㎝程しか動きません。危なっかしい格好で3回引いた所で、バタンと右の松葉杖が床に落ちました。

「エ～、どうしよう！」と青ざめるも、夫はいないので一人でなんとかするしかありません。
縦に二本あるサッシの柵に右手でつかまり、左手の松葉杖とでバックしながらそろりそろりとリクライニングチェアの所まで何とか行けました。

弾みながらお尻を下ろすと、今度は床に降りなければなりません。ぬいぐるみをクッション代わりに、何とか降りて、長下肢装具を外します。膝を曲げスリスリしながらフロアーベッドの方まで行き、やっと車椅子に乗り移ると、フ―ッとやっと安心しました。

夫の入院中に、骨を折って救急搬送されたのでは、何も準備ができず途方に暮れる所でした。
もう懲りました。笑
松葉杖を使っている時は、一人で立てる程足に力がある訳ではないのです。だから歩く立つ練習以外は何もしてはならないと自分に言い聞かせました。これを忘れたら、ほんとの馬鹿です。